the Heartbreaks:ソウル風味も多少香るメロディがクセになる




the Heartbreaks / Funtimes (2012,CD)

Edwyn Collins(ex.Orange juice)プロデュースの曲があったり、デビューアルバムながらプロモーションが多かったりと、サラブレッド的な出で立ちを感じる彼ら。現地UKでも期待が高いのでしょうか。

甘いルックスと、ナードなVoがクセになる、マンチェスターを拠点とする4人組インディバンド。
リリース前から気になっていたのでアナログ盤を予約していたのですが、発売日になっても延着になっていたため日本盤CDを購入しました(若干のため息交じり)。

このバンドを紹介する際、the Smiths~Orange Juiceあたりが引き合いに出されることが多かったので、メロディにネオアコ文脈もあるのかなと思いました。
しかし、先行シングル「Delay,delay」で聴かせてくれた、最近では珍しい(?)気骨なギターポップ メロディがアルバム全面に投影されています。

古くはAstrid~Farrah、最近ではthe Brights、the Croocksあたりでしょうか。
美麗なギター音とともに、チラチラとソウル風味も香るソングライティングが描かれた、そんなギターポップが好きな人にはオススメのアルバムです。

多くの方が[2012年 上半期ベスト]内に挙げていたのも納得です。








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