2017年9月25日月曜日

漁盤日記「福山音楽市場2017」at 福山天満屋 催事場


この秋、近所でレコード祭りがあると聞きつけ、久しぶりにサクサクしに出かけました。

祭り場所は駅前の立派なデパート。
折しも広島カープ優勝の週ということもあり、デパートに場違いな「それゆけカープ」のBGMが響く中での盛大な優勝セールが行われていたのですが、そんなことより一目散に会場のある高層階へ駆け登ります。
「デパート」「催事場」「レコード」というワード、今はいったい何年なのでしょうか…?2017年です、はい。

早速ですが漁盤成果は以下のとおり。
[ローファイ] Blouse / Blouse(2011,Captured Tracks,CT125,1st)
[ファンク] Deodato / Prelude(1987,CTI/キング,LAX-3171,3rdプレス,JPN廉価盤)
[ネオアコ] Louis Philippe ‎/ Yuri Gagarin(1989,el/Cherry Red,ACME23,UK-Org.)
[ジャズ] Kenny Dorham / Whistle Stop(1994,Bluenote,RE,B1-28978,USプレス,180g重量盤)

値段は秘密ですが、高価になりがちな”出張催事”ということを考えても、どの盤も良心的な価格でした。


開場間も無く入場したのですか、地方都市での開催にもかかわらず結構な人が来ていました。
昨今、「レコードブーム」だ「アナログ復権」だと盛り上がり、「#レコード女子」というキラキラワードまで飛び出していますが、そんなの都会の話です。


ここ地方会場でのレコードハントは、妙齢のレコード紳士たちが一心不乱にエサ箱を漁り、殺伐としています。男女比率は10:0、年齢層は40〜60代といった感じでしょうか。熱気ムンムンです。すばらしい。
是非とも来年も続けてもらいたいですね。
 
こちら現場からは以上です。


次回の参戦予定は↓
第82回広島ディスクセール 10/13(金)~10/15(日)@ 広島駅南口地下イベント広場
https://ameblo.jp/groovin-sale/entry-12300361420.html

2017年9月22日金曜日

[FST] Firestation Recordsコンプリートへの道 (1)

1998年にドイツのベルリンで産声をあげた、Firestation Records(旧Firestation Tower Records)という老舗インディレーベルがあります。
このレーベルが設立当初から好きで、現在に至るまで気に入った作品は細々ながら買っていました。

Firestation Records 
http://www.firestation-records.de/


来年2018年で「設立20周年」ということもあり、自分のギターポップ歴とともに歳を重ねてきたわけですが、2017年9月現在のカタログ数は162(メインラインとサブライン含む。内、欠番6)アイテムあります。
自分が所有しているのはそのうち80アイテムで、最近では時間(と資金)を見つけてはパズルのピースを埋めるがごとく、リアルタイムで買えなかったり、見逃していたものを拾い集めています。


先日、設立オーナーのUweと交流する機会があり、自分のブログのFST関連のページを見せると、かなり喜んでくれました。
まだまだコンプリートの道先は長いですが、唯一”レーベル買い”しているインディレーベルなので、ライフワークとして楽しんでいけたらと考えています。

FST001のラベル

記念すべきレーベル1号リリース、[FST001]はドイツのインディバンド、Bazooka Cainの10インチ。
当初500枚プレスの予定が、レーベルの心配をよそに予想以上の反響で売れて、嬉しい悲鳴の中で急いで3rdプレスまで行われ、トータル1500枚プレスされたそうです。


2017年9月20日水曜日

[FST150] The Siddeleys「Songs From The Sidings」内容、ジャケット共に秀逸なデモ音源集

 The Siddeleys ‎/ Songs From The Sidings - Demo Recordings 1985-1987 (2017,LP,Firestation Records ,FST150)

2017年のハイライトでしょう!

シングル2枚のみを残して消えていったのにも関わらず、いまでもカルト的人気のUKネオアコバンド。
ドイツのFirestation Records(以下、FST)が、初期のデモ音源をコンパイルしてリリースです。

以前、CDでリリースされたコンピレーション「Slum Clearance ‎」(2001,Matinée Recordings)でも、一部のファンには驚きをもって迎えられましたが、今作はそれには収録されなかった音源もあり、さらにアナログ盤でもリリースされるということでFST様さまです。

ここ数年、FSTから放たれる編集盤関連のリリース作は素晴らしく、こんな豪速球をFSTがまだ隠し持っていたとは驚きでもあり、2017年になってリアルタイムでThe Siddeleysの作品を受け取れる幸せも感じますね。

アナログ盤のラベル、”Siddeleysフォント”がカワイイ

スリーブから盤を取り出して驚くのが、曲ピッチの細さ(笑)。というのも、AB面で22曲も詰め込んでいるからであり、3分強の魔法がかった楽曲を余すことなく堪能できます。


Johnny Johnsonがフューチャーされた写真と、”Siddeleysフォント”が映える淡い紫色のジャケットは、FSTリリース作品の中でも秀逸なデザインだと思います(というかFSTのデザインセンスは、残念ながら元々ダサいです)。
ここは是非ともLPを買っていただき、部屋に飾ってもらいたいですね。アナログ盤は限定300枚なのでお早めに。




the Siddeleys - Firestation Records
http://www.firestation-records.de/CAT/fst150-thesiddeleys-songsfromthesidings-lp.html
The Siddeleys - Official
https://www.siddeleys.com/

the Siddeleys「Slum clearance」:素朴なメロディを手の中にTempting Soda Records
http://tmp-soda.blogspot.jp/2011/09/siddeleys.html

2017年9月13日水曜日

Swimming Tapes「What's On Your Mind」新曲EPはアナログ盤でもリリース予定


BandcampやSoundcloudを主な活動拠点にし、デジタルEPで作品をコンスタントに発表。ロンドン在住、ドリーミー・インディポップ・バンドSwimming TapesのニューEPがリリース。

デビュー当時から変わらず、きらめくギターのアルペジオが健在で、今作はUSバンドのReal Estateみたいな大人びた佇まいも感じられます。この手の音には弱いんですよね。


そして今回は、デジタルだけではなくアナログ盤12インチもリリース。
限定300枚プレス、bandcampにて予約受付中。もちろん予約した。

だから、早く1stアルバム作ってくれー!
Pre-Order - Soft Sea Blue EP 12" | Swimming Tapes 
https://swimmingtapes.bandcamp.com/merch/pre-order-soft-sea-blue-ep-12

Swimming Tapes - Bandcamp
https://swimmingtapes.bandcamp.com/
Swimming Tapes - SoundCloud 
https://soundcloud.com/swimmingtapes
Swimming Tapes - Facebook
https://www.facebook.com/swimmingtapes

Swimming tapes「Souvenirs EP」ギターポップ・ファンはマスト!なドリームポップ、新曲追加でデジタルEPをリリース - Tempting Soda Records 
http://tmp-soda.blogspot.jp/2017/06/swimming-tapessouvenirs-epep.html

2017年9月6日水曜日

[FST148] The English McCoy「A Collection」UKカルト・ギターポップ・バンドの未発表曲集 from Firestation

The English McCoy / A Collection (LP,2017,Firestation Records,FST148)

シングル「Give Me Something To Believe In」1枚(7インチ、12インチ)を残して消えていったUKバンドの彼ら。
カルト的人気のためか、今でもそのシングル盤は市場ではウン万円するレアな1枚となっています。
今でもレアなシングル盤(画像は拝借)

そんな彼らが1984〜88年の間に収録していた未発表曲が、おなじみドイツのFirestation Recordsから編集盤として2017年に奇跡のリリース。
CDは21曲、アナログ盤は18曲収録で、アナログ盤は限定200枚プレスなので即売り切れでしょうか。

針を落としてすぐさま聴こえてくるのは、ビートの効いたAmbitious Beggarsライクな疾走ギターポップ。
冒頭紹介のレアシングル、「Give Me Something To Believe In」でノックアウトされました。この手のバンドでは珍しいピアノや、シンセオルガンのアクセントが入ってるのもポイント高いです。


そのシングルB面にも収録されている「Breaking Down」の哀愁系バラードもまた良くって、サビでダイナミックに広がったあとのギターの余韻が最高です。



個人的ハイライトは「This Year's Blue」。
タイトル通りの青く澄んだピアノのイントロでヤラれました。全編溢れくるピアノのバッキングと、かき鳴らされるギターリフが夏の終わりに沁みてくるんですよね。やや暑苦しいVo.も切なく聴こえてきますね(失礼か!)。


毎度毎度こんなカルトバンドの未発表曲を掘り起こし、CDとアナログ盤でリリース。しかも世界流通まで行ってくれるFirestation Recordsには脱帽です。
世界で数百枚しか売れないのに「実際利益が出るのかしら?」と、要らぬ世話で心配なところではありますが、引き続き”レーベル発足時からのFST信者”として付いてきますので宜しくお願い申し上げます。



@TheEnglishMcCoy - Twitter
https://twitter.com/theenglishmccoy
Firestation Records 
http://www.firestation-records.de/

2017年8月30日水曜日

Rex「Best Obsessions」メロディアスなマイナーUKギターバンド

Rex / Best Obsessions (LP,1989)

このアルバムと、シングル2枚を残して消えていったUK出身4人組バンド。
メインVo.であるAdam Ryan Carterが全曲手がけており、実質彼のSSW的作品になっています。

前述通りリリース数の少なさが、ギターポップファン的には逆にたまらないんですが、メロディ重視のギターバンドが好きな方にはオススメです。
Aztec Cameraライクなメロディ運びの「Sleepwalking」や、the Hormons〜Astridのような骨太ギターポップの「Too Pretty Too Soon」あたりは、十分訴求できるんじゃないでしょうか。
いかんせんマイナーバンドなので、アナログ盤が中古屋にあるかどうかわかりませんが、もし売っていれば安くあると思うので是非とも即購入を。



2017年8月23日水曜日

the Automatics「Battle fever」疾走ギターポップ・チューン

the Automatics / Battle fever(AT) (1997,LP,KOGA-024)

"レイト・アノラッカー"こと、ヨシノモモコと、ギターバンドRon Ron Clouのユニット。
期間限定ユニットのはずでしたが活動期間は1997〜2004年までと長く、CDアルバムを3枚リリースしています。



最初にCD「Battle fever」を購入してthe Automaticsにハマリ、その後KOGAレコーズをレーベル買いしていく中で、自分の音楽観に強い影響を与えてくれたアルバムでした。


アナログ盤(KOGA-024)と、CD(KOGA-025)はジャケ違い。収録曲と曲順は同一です。
アナログ盤は歌詞スリーブ入りで、ラベルは[A]utomatics、[B]attle feverとグラフィカルに表示。

[収録曲]
A1:SCREAMING!
A2:BURST '64
A3:YESTERDAY'S CHILDREN
A4:I WISH
A5:SECRETS
B1:I KNOW YOU'RE A GOOD BOY
B2:MOMO, THE NOVEL THIEF
B3:MORALITIES
B4:(HE LOOKS AT ME,) INSIDE
B5:I WISH(reprise)

the Primitivesの「SECRETS」カバーも反則級ですが、個人的ベスト曲は先行にて7インチでもリリースされた「YESTERDAY'S CHILDREN」。もうCDが飛ぶくらいに聴きまくりましたね。
パンキッシュで、ややヘビーなギターフレーズなんだけど、ヨシノモモコ嬢のVoとコーラスワークで軽やかに疾走するギターポップ・チューンに仕上がってます。最高。




どうしても欲しかったアナログ盤は、当時見た最高値で4800円。
まぁそれほど人気盤だった訳ですが、さすがに高いので値ごろになるまで20年待って(笑)、数ヶ月前ヤフオクで手に入れました。落札金額は1700円也。入札は自分のみだったので人気が無いのか、それとも欲しい人には十分行き渡っているのか。
当時のKOGAレコーズでのアナログ盤のプレス枚数は1000枚〜1500枚だったので、現在はそれほどレアでは無いと思います。


KOGAレコーズ発!懐かしの7インチレコード - Tempting Soda Records 
http://tmp-soda.blogspot.jp/2015/02/koga7.html
ヨシノモモコさんのツイートを見て謎が解けた思い - Tempting Soda Records 
http://tmp-soda.blogspot.jp/2012/03/blog-post_16.html

2017年8月16日水曜日

Stone Foundation「Street Rituals」Paul Wellerプロデュースのソウルフレーバー溢れる4thアルバム

Stone Foundation / Street Rituals (2017,LP)

UKウォリックシャー州出身8人組バンド、ソウルフレーバー溢れる4thアルバム。
今年2017年5月には来日し、Blue Note Tokyoにてライブしていますね。

今作4thはプロデューサーに、あのPaul Wellerを迎え、数曲は兄貴自ら歌い上げます。これはアツい。
限定のアナログ盤は、DLコード付き、ゲートフォールド(見開きジャケ)、クリアヴァイナル仕様。

ブラス&ストリングスが華を添える、冒頭A-1「Back In The Game」からPaul WellerがVo.で参加し、まんま初期the Style Councilなスローバラードで胸が熱くなります。


ソウルダンサーなパーティチューンA-4「The Limit Of A Man」や、メロウなブラスが最高なタイトル曲B-1「Street Rituals」もグッド。
the Style Councilファンはもちろん、同郷New street AdventureやTrambeatファンにもオススメできるソウル&ジャズブレンドで高品質な1枚になっています。





Stone Foundation - Official
http://www.stonefoundation.co.uk/

2017年8月7日月曜日

METAFIVE「META HALF」浮気なぼくらをMETAサラウンドで染めて

METAFIVE / META HALF (2017,LP,Warner Music Japan)

高橋幸宏(YMO)
小山田圭吾(Cornelius)
砂原良徳(まりん、ex.電気グルーヴ)
TOWA TEI(テイ・トウワ)
ゴンドウトモヒコ(anonymass)
LEO今井(KIMONOS)

6人のミュージシャン(というより、音楽家、プロデューサ)からなるユニット。
1stアルバム「META」に続く、2ndアルバム「META HALF」のアナログ盤です(2016年にリリースされたCDは5曲入りで、曲順がアナログ盤と違う)。

アナログ盤は6曲入り45rpm仕様、音質はメチャ良いです。
しかしインナースリーブ無し、歌詞カードがペラ1枚という内容は少々さびしいかと思います(限定なのでグラフィックスリーブ、もしくは少しオマケがあったほうが嬉しいかも)。

あと気になったのは、外側シュリンク包装の上にダサい「宣伝シール」が貼ってあって、せっかくのTOWA TEIアートディレクションが台無しに。あくまで日本盤なので、売ろうとする姿勢は分かるけど、このユニットについては必要ないのでは?と思いました。

自分がYMO影響下にあるのを前提として。
METAFIVEの曲を聴いてからの印象と、高橋幸宏ユニットなので、私はどうしても"現代版YMO"を感じてしまうのですが、メンバー的には「"YMOの影"を想像してもらっても構わない」そうです。

そのあたりを少し、1stアルバム「META」でのインタビュー記事より抜粋。
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[引用]
── なるほど。少し話題が変わるのですが、今回の『META』に“YMOの影”を感じるリスナーもいるような気がます。しかし、そう思われるのは心外だったり苦々しかったりするのでしょうか?

(砂原)いやいや、それは自然は自然です。YMOは自分たちの血肉になっている部分もあるし、実際、『META』をつくる前はライヴでYMOの曲を結構やっていたわけですけど、YMOの代用品と思われるのはすっきりしない。その意味では、オリジナル・アルバムができてよかったなと。

(ゴンドウ)YMOと比較されるのも構わないし、各メンバーのファンが聴いてくれるのも光栄だし、『META』で僕たちの音楽が好きになるのも嬉しい。

(テイ)『META』を聴いてYMOの影を感じるのは、全然心外じゃないですよ。
僕の場合、「RADIO」(もともとは13年のソロ作『LUCKY』収録曲)をつくっているときに、あのメロディの鼻歌が出てきたんだけど、それを幸宏さんが歌ってくれたらバッチリだなって思った。血肉化していると言った大袈裟だけども、そもそも最初にちゃんと聴いた音楽がYMOや幸宏さんの歌やドラムだった訳だし、そこから派生してブライアン・フェリーとかデヴィッド・バーンとかも聴くようになって。
さらに、そういう人たちとも共通項があるLEO君の声が好きなんだから、YMOの影があると言われても嫌じゃない。しかも、YMOの曲をカバーしたりしていたから、そう思われるのは仕方ないかもしれないけど、でも、もうオリジナル・アルバムが完成したので。
とにかく、YMOのことを言われるのは別に嫌じゃない。自分たちの音楽を人に伝えるときに、音源を聴かせるだけじゃ足りなくて、こうやってインタヴューを受けたりするけど、その伝える道具としてYMOの話が出てくるのはネガティヴなことではなないんじゃないかな。

(砂原)実際、YMOからの引用もあるしね。

(テイ)そう、リファレンスにしていたり

[引用おわり]

METAFIVE:interview
http://sp.wmg.jp/metafive/#interview
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そして、この2ndアルバム「META HALF」。
跳ねるシンセ音と、左右からサラウンドで鳴り響く小山田圭吾のカッティングギターで幕が上がるA-2「Submarine」が素晴らしすぎる!
淡々としたリズムを刻むAメロから、サビで解き放たれる開放感と、ドライブ。自分が脳裏に浮かんだのは…YMOの「Lotus Love」(「浮気なぼくら」収録)でした。



個性的かつ、キャリアのあるメンバーが集まってアルバムを制作する場合、どうしても「個人の寄せ集め感」を想像してしまうのですが、METAFIVEでは心配は杞憂です。

彼らの楽曲の作り方として、まず各自が曲の概観ラフデータを作ります(フルアルバムの場合、ノルマは各自2曲らしい笑)。そのデータを皆が好き勝手に肉付けしていき、最終的には通称"砂原P"こと砂原良徳と、高山徹氏がMIXを行うそうです。
この一連の流れにより各担当曲の個性がほどよく整えられ、今回のようにアルバムとして聴いたときには、まるで一人のアーティストが作ったように思え、それが”METAFIVE"らしにも繋がっているのかなと思います。





METAFIVE  - official
http://sp.wmg.jp/metafive
METAFIVE「METAHALF」インタビュー|高橋幸宏、砂原良徳、ゴンドウトモヒコが語る「完成度の高い過渡期アルバム」 - Natalie Music
http://natalie.mu/music/pp/metafive03

2017年8月2日水曜日

Everything but the girl「Love not money」日本盤とUKオリジナル盤を比べる

 Everything but the girl/ Love not money (1985)

ネオアコファンにはお馴染みですね。
かつてTracey ThornとBen Wattが組んでいて、楽曲的にはジャズ→ボサノヴァ→ポップス→AOR→ドラムンベース(!)と変遷していった好ユニットです。

最近、2nd「Love not money」のUKオリジナル盤を手に入れたの比較したいと思います。
左:UK盤、右:日本盤 - 右上にVapのロゴプリント入り

【左:UK盤】
リリース:1985年
カタログNo:BYN 3、240 657-1(Blanco Y Negro、WEA)
マトリクス刻印:240675-A/B、R/S Alsdorf
(Alsdorf:この年代のヨーロッパ共通のUK盤の場合、ドイツにあるWEA(Warner、Elektra、Atlantic)流通系のAlsdorf社工場でカット&プレスされた刻印で、高音質盤の証らしい)

【右:日本盤】
リリース:1986年
カタログNo.:35501-25(Vap)
マトリクス刻印:35501-25-A/B-1


まずは値段ですが、日本盤は中古盤屋で2000年頃に手に入れて、帯なしで当時2000円くらい(コンディションは、ジャケG/盤Exくらい)。UK盤はヤフオクで800円でした(コンディションは、ジャケEx/盤Vgくらい)。
この「Love not money」は各国盤が相当出てるのですが、2017年現在、一番レアなのは「日本盤帯付き」です。

ジャケ裏面 - 左:UK盤、右:日本盤

日本盤はライナーノーツ付きで、UK盤は歌詞インナースリーブ仕様です。
ジャケットに関しては、日本盤は折り返し糊付けのある厚手のコート紙で、UK盤はツヤ有りで少し薄いペラ紙。
表面デザインは同じで、裏面はなぜか「A」「B」のフォント色が違うという微妙な差があります。日本盤はボートラ2曲収録しています。

日本盤ラベル

UK盤ラベル

日本盤のラベルは格子模様がかわいいCherry Red仕様で、UK盤はおなじみBlanco Y Negroフラッグです。私の持っているUK盤は、A面がレーベルシールのプレスミスがありました。残念。


日本盤を手に入れた当時は、ラッパが気持ち良くクラブ映えもするA-1「When all’s well」を好んで聴いてました。
時は流れ、ETBGのアルバムを一通り聞いていくなかで、最近はBen Wattのギターアルペジオが心地よいB-1「Ballad of the times」がこのアルバムではハイライトかなと思うようになりましたね。
初めてEBTGを聴く人には、ネオアコ名盤1st「Eden」よりも、ポップス寄りに垢抜けたこの2ndをオススメします。ボサノヴァ期〜ポップス期〜AOR期をつなぐ優良盤だと思いますよ。






2017年7月26日水曜日

White shoes & the Couples company 「Album Vakansi」素晴らしきインドネシアン・ラウンジ・ギターポップ

White shoes & the Couples company / Album Vakansi (2012,LP,Minty Fresh,MF146)

インドネシアより、ジャカルタ出身男女混合6人組ポップバンドの2ndアルバム。
2002年にバンド結成、2005年にリリースされたセルフタイトル「White shoes & the Couples company」でデビュー(なんと、全世界で15000枚も売れたそうです)。

CD自体は2010年にリリースされていましたが、このアナログ盤はMinty Fresh(US)より2012年にディストリビュート。
数量限定リリースで、140gヴァイナル仕様、歌詞印刷のインナースリーブ、ミニポスター付きです(このアナログ盤は、リリース後早い段階で市場から無くなったので、プレス枚数はかなり少なかったと思われます)。


彼らについては、この2ndアルバムから知ったのですが、恐るべし...インドネシアン・ポップサウンド!
ディスコ・ファンクなサウンドにフルートが載っかり、極めつけのパラッパコーラスで即死しました「Selangkah Keseberang」。
イントロのフランスのラウンジ・ポップを醸し出すような雰囲気から、ドライブしていくグルーヴ感のあるサビも素晴らしい「Kampus Kemarau」。



根底にあるのは、おそらくジャズなんですが、そこにシンセサイザー、管楽器、グルーヴ感、そしてAprilla Apsari嬢の洗練されたVo.がトッピングされると、インディポップ~ギターポップ~ラウンジポップへ見事に変身。
全編通してクオリティ高い、まさにタイトル通りに"バカンス"向けな、避暑地メロウ・アルバムに仕上がっています。



White Shoes and The Couples Company - Official
http://www.whiteshoesandthecouplescompany.org/


2017年7月19日水曜日

Jim Jiminee「Welcome to Hawaii」スイングするギターポップ

Jim Jiminee / Welcome to Hawaii (1999,LP,Re-issue,Vinyl Japan,ASKLP91)

数年ぶりにレコード棚から引っ張り出し、針を落としてみると「こんなに良かったっけ!?」と再認識。

1986年、UKハンプシャーにて結成された6人組ビート・バンド。
オリジナル盤は1987年にリリース。ブライトンの海岸で、お上りさん風情を漂わせるおとぼけジャケットで有名な1stアルバムです。
「ハワイへようこそ」というタイトルと内容が噛み合っていないせいか、リリース当時はあまり売れなかったそうです。

自分が所有しているのはVinyl Japanからの再発盤で、購入当時2000円くらいでした。
カタログナンバー「ASKLP91」、刻印は「ASKLP91 A-1-1-/B-1-1-」。
印刷インナスリーブ入、ジャケットとセンターレーベルにはVinyl Japanロゴ有、音質は良好です。
オリジナル盤を持っていないので、手に入れたときは比較してみたいですね。


今改めて聴いてみると、以外と(言っては失礼だが)全編通してポップ感溢れた作品でした。
個人的アルバム屈指の名曲はB-1「A Habit of you」。
やや暑苦しいKevin JamiesonのVo.が、ペナペナなギターのアルペジオとDelphi Newmanの女性コーラスで中和され、スイングするギターポップといった感じでサイコー。
ちなみにこの曲はEP「I wanna work!」(1988,7",12")に収録されています。


再発盤を購入当時は、イントロのホーンからテンションMAXになるクラブヒッツA-1「Town and country blues」や、Haircut100ライクな高速カッティングギターが気持ちいいB-3「Heyday」あたりばかり聴いて、いわるゆ"フロア栄え"する以外の曲は全く触ってなかったんですよね。

ネオアコバブルの時はオリジナル盤が数万円で取引されていたり、DJが掛け過ぎて「Town and country blues禁止令が出た」とのウワサがあったりして、色々と話題には事欠かなかったJim Jiminee「Welcome to Hawaii」でした。




Jim Jiminee - Wikipedia 
https://en.wikipedia.org/wiki/Jim_Jiminee
Jim Jimineeの思い出とか - Tempting Soda Records 
http://tmp-soda.blogspot.jp/2013/08/jim-jiminee.html

2017年7月12日水曜日

Hoops「Routines」2017上半期ベスト!メロディックなギターリフが泣ける優良アルバム

Hoops / Routines (2017,LP,Fat Possum Records)

これかなり良いです!
レビューサイトPitchforkでは、”lo-fi bedroom rock project”と形容されていた、2014年結成のUSブルーミントン出身4人組バンド。

2017年リリースのデビューアルバムは、限定のカラーヴァイナル仕様/通常のアナログ盤、CD、デジタル、なんとカセットでもリリースされます。
ちなみに通常流通のアナログ盤は、グラフィック・インナースリーブ、DLコード付きでした。

本数限定のカセット仕様

A-1「Sun's Out」からヤラれました。
インストに近いナンバーですが、例えるならば、ビートに乗った”明るめのReal Estate”といった感じでしょうか。ギターのメロディが素晴らしい。


エフェクトの効いたダウナーなVo.と、メロディックにとろけようなギターリフが乗っかる所は、Weird dreams 〜 Washed out 〜 the Pains of being pure at heartのようでもあり。
全編捨て曲無しの好アルバムなので、是非bandcampなどで視聴してみてください。
個人的には2017年ベストアルバムTOP5に入るくらい気に入りました。




Hoops - bandcamp 
https://hoops.bandcamp.com/album/routines
Hoops - Fat Possum Records 
http://fatpossum.com/artists/hoops/
Routines Album Review - Pitchfork 
http://pitchfork.com/reviews/albums/23258-routines/

2017年7月10日月曜日

V.A.「C88」:Sarah、Creation、53rd&3rd、Subway…キラートラックだらけのコンピレーション

V.A. / C88 Deluxe (2017,3CD Box Set)

NME監修、伝説のインディコンピ「C86」は、インディポップファンにはバイブル的存在でしょう。


現在でも人気を反映してか、その「C86」を題材にして”架空”コンピレーション「C87」が2016年に作成されました。
そして2017年、さらに続編として「C88」が3CD+ブックレットのBOX仕様で登場!



今回はSarahやCreation、53rd&3rd、Subway Org.レーベルを中心とし、ネオアコ〜ギターポップ〜アノラックファンにはキラートラックだらけ。個人的には「C88」が一番好きです。
このCDを垂れ流すだけで、クラブイベントが成立してしまうほどの収録曲は下記の通り。

【DISC 1】
1. ON TAPE – The Pooh Sticks
2. ELEPHANT STONE (7” Version) – The Stone Roses
3. WHERE DO YOU GO (Flexi Version) – The Popguns
4. (WILL NOBODY SAVE) LOUISE – The Man From Delmonte
5. ARE YOU HAPPY NOW? (Molesworth Version) - The Charlottes
6. THE THINGS YOU WANT – The Snapdragons
7. ONE SUMMER – Moss Poles
8. LIES – Bridewell Taxis
9. DEFY THE LAW – The Orchids
10. HAPPY LIKE YESTERDAY – The Groovy Little Numbers
11. JULIE CHRISTIE – The Driscolls
12. HIGH – Choo Choo Train
13. CREMATION TOWN – The Poppyheads
14. TATTERED, TANGLED AND TORN - Bradford
15. SO HAPPY TO BE ALIVE – Thrilled Skinny
16. SISTER GOODBYE – The Prayers
17. ANORAK CITY – Another Sunny Day
18. SHE’S GONE – The Train Set
19. BARNOON HILL – Pacific
20. FOREVER HOLIDAY (Ediesta Version) – Blow-Up
21. MARY’S GARDEN – The Mock Turtles
22. THE PENNINE SPITTER – King Of The Slums
23. COLOURS AND SHAPES (Demo) – Pale Saints
24. THE BALLAD OF JET HARRIS – Apple Boutique

【DISC 2】
1. THE HILL – The House Of Love
2. DYING FOR IT – The Vaselines
3. KIRSTY – Bob
4. SLACK TIME – Cud
5. PLEASE RAIN FALL – The Sea Urchins
6. SHAME ON YOU – The Darling Buds
7. PRIZE – Kitchens Of Distinction
8. TOO MANY SHADOWS– The Heart Throbs
9. DO IT FOR FUN – The Bachelor Pad
10. THEY FELL FOR WORDS LIKE LOVE – Hangman’s Beautiful Daughters
11. GIVING WAY TO TRAINS – Murrumbidgee Whalers
12. WHAT’S GOING DOWN – The Shamen
13. HEAVEN KNOWS – The Flatmates
14. SPELL IT OUT – The Waltones
15. MRS SUSAN SPENCE – The Wilderness Children
16. YESTERDAY – The Nivens
17. REAL WORLD – Baby Lemonade
18. VILLAGE GREEN – The Clouds
19. FIRE ESCAPE – Rote Kapelle
20. MAD DOGS – Emily
21. THE 18:10 TO YEOVIL JUNCTION – Bubblegum Splash
22. MICHAEL FUREY – Metro Trinity
23. THEME FROM COW – Inspiral Carpets

【DISC 3】
1. SUN, SEA, SAND – The Revolving Paint Dream
2. SURFAROUND – The Fizzbombs
3. PLASTER SAINT – The Church Grims
4. CRUSH THE FLOWERS (Demo) – The Wake
5. SUNSHINE THUGGERY – The Siddeleys
6. CLEAR - Whirl
7. A MILLION ZILLION MILES - Annie & The Aeroplanes
8. YOU OPENED UP MY EYES - Fat Tulips
9. CINCINNATI – Holidaymakers
10. THE CAMERA LOVES ME – Would-Be-Goods
11. ANYWHERE BUT HOME – The Caretaker Race
12. WHO WORKS THE WEATHER – The Great Leap Forward
13. CUBANS IN THE BLUEFIELDS – East Village
14. BYTHESEA ROAD – The Haywains
15. THE OLD ROAD OUT OF TOWN (12” Mix) – The Wishing Stones
16. SHAKE – The Corn Dollies
17. LAND OF GOLD – Bluetrain
18. THE SUN SLID DOWN BEHIND THE TOWER – Reserve
19. APPLE OF MY EYE - Remember Fun
20. MORNING O’GRADY - Yeah Jazz
21. DON'T BURY ME YET – The Raw Herbs
22. CURRY CRAZY - Bad Dream Fancy Dress
23. ON MY WAY – The Claim
24. GLASTONBURY - Rodney Allen



C88 Various Artists: Deluxe 3CD Box Set – Cherry Red Records 
https://www.cherryred.co.uk/product/c88-various-artists-deluxe-3cd-box-set/

2017年7月5日水曜日

Homecomings「Play Yard Symphony」リードトラックのMVが公開

Homecomings / Symphony (2017,CD)

7月にリリースされたHomecomingsのニューEP「Symphony」より、リードトラック「Play Yard Symphony」のMVが公開されました。


MVの冒頭〜イントロの描写は、まるでスウェーデンのパワーポップ・バンドthe Wannadies「Bagsy Me」のジャケットのようで美しい。


サビでの感情が溢れでるようなストリングスと、アタックの効いたギターフレーズもまた気持ちがよく、クラブで聴くとバーストする光景が浮かびます。
2017年9月のツアーでは、広島での追加公演が決定したので日程が合えば見に行きたい。。。



Homecomings - Official
http://homecomings.jp/
Homecomings「Somehow,Somewhere」京都発、ギターポップバンド - Tempting Soda Records 
http://tmp-soda.blogspot.jp/2016/04/homecomingssomehowsomewhere.html

2017年7月3日月曜日

Washed out「Mister mellow」チルウェイヴ・サウンドの3rdアルバム、CD+DVDでリリース

Washed out / Mister mellow (2017,CD+DVD,Stones Throw)

2009年デビューのUSジョージア出身のSSW、Ernest Greeneが「Washed out」名義で活動するサウンドユニット。

2011年にSub Pop(US)より、1stアルバム「Within and Without」をリリース。
ローファイ〜シンセポップ寄りの新しいサウンドで、当時Washed outは"チル・ウェイヴ(the Chillwave Movement)"というジャンルでの、代表格のひとつとして扱われていましたね。



前作2nd「Paracosm」(2013,Sub Pop)より、4年ぶりとなるこの3rdアルバム。
1st、2nd共にアナログ盤でもリリースがあったのですが、今回3rdのフィジカルは、CD+DVDの2枚組のみとなっているようです。後からアナログ盤リリースってことはないですよね?
あと、ジャケがちょっとダサい…これまでのアートワークが良かっただけに少々残念。





Washed Out - Official
http://washedout.net/
Washed Out - Stones Throw Records 
http://www.stonesthrow.com/washedout
Washed Out「Paracosm」:Goodサウンド、Goodワールド - Tempting Soda Records 
http://tmp-soda.blogspot.jp/2013/09/washed-outparacosmgoodgood.html

2017年6月28日水曜日

Brent Cash「the New high」マジカル・メロウ・ポップス健在の3rdアルバム

Brent Cash / the New high (2017,LP,Marina Records)

USアセンズ出身のSSW、マジカルポップを描き続けるBrent Cashの3rdアルバムになります。
リリースはドイツ・ハンブルグの老舗レーベル、Marina Recordsより。アナログ盤は、歌詞インナースリーブ付きの仕様です。

話は少し外れますが、「Marinaから久しぶりに買うな〜」と思って自分の購買履歴を調べたら、2014年のthe Pearlfishers「Open up your Colouring Book」(catalog:MA77)以来でした。
1993年設立から今日まで、近年は細々とですが優良アーティストをリリースし続けてくれるMarinaの功績は、もっと知られても良いかなと。アートワークのデザインも統一感があり、それも含め評価すべき点だと個人的には思います。


さて内容は、超名盤1st「How will I Know if I'm awake」(2008,MA71)から聴いている方なら想像できると思うのですが、あのメロウなオーケストラル・ポップス路線がそのままです。
Brent Cash節全開のピアノバッキングが最高な「Every inflection」、クラシカルなメロディワークに澄んだ唄声が載っかっていく「Out for blood」。
この3rdアルバム、全編通して落ち着いて聴いてほしい一枚に仕上がっています。

もう贅沢は言いません。前述のthe Pearlfishers同様、リリースペースはのんびりとでも良いので、いつまでもアルバムを作製してもらいたいアーティストの一人です。






Brent Cash - Official
http://www.brentcash.net/
Brent Cash/The New High - Marina Records 
http://www.marinarecords.com/ma81.html

2017年6月26日月曜日

Matthew Sweet「Tomorrow forever」ニューアルバムがリリース、Velet crushやthe Orange peelsメンバーも参加!

Matthew Sweet / Tomorrow forever (2017,CD,LP)

久しぶりだー!
USネブラスカ出身、「Girl Friend」(1991)、「100% Fun」(1995)など名盤多数のSSW。
「Modern Art」(2011)以来、ソロ名義としては6年ぶりとなるスタジオアルバムが、CDとアナログ盤でリリース。


先行視聴「Trick」では、力強いソリッドなギターが初期のMatthew Sweet節全開でとても懐かしい。
レコーディングには、Paul ChastainとRic Menck(共にVelet crush)、John Moremen (the Orange peels)も参加しており、往年のファンには期待大のアルバムになりそうです。




Matthew Sweet - Official
http://www.matthewsweet.com/

2017年6月21日水曜日

Real Estate「In Mind」円熟のメロウポップス全開、快作4thアルバム

Real Estate / In Mind (2017,LP,Domino)

USニュージャージーのメロディアスな5人組ギターバンド。
2016年に若干のメンバー入れ替えがあり、Matt MonadileがDucktails(こちらも好バンド!)活動に集中するため脱退。
円熟の域に達しつつある今作4thアルバムは、イギリスDomino Recordsより。
アナログ盤は見開き仕様、DLコード付き、枚数限定にてリリース。


1曲目からReal Estate節が溢れる、含みのある暖かいギターワークが最高な「Darling」。泣けます。


ここまで作品を重ねてもブレない、淡々とした彼らが好きなんですよね。
「Stained Glass」でも見られるキーボードのハーモニーと、"唄う"ギターアルペジオあたりは彼ららしくもあり、全編通して決して派手さはないけど、聴けば聴くほど好きになるスルメ盤でしょうか。
今までのアルバムを持っている方には、間違いなくオススメできます。




Real Estate Web
http://www.realestatetheband.com/
Real Estate:文句無しのドリーミーサウンドが続いてる - Tempting Soda Records 
http://tmp-soda.blogspot.jp/2015/02/real-estate.html
Ducktails「the Flower lane」:Real Estateギタリストのサイドプロジェクト - Tempting Soda Records
http://tmp-soda.blogspot.jp/2013/05/ducktailsthe-flower-lanereal-estate.html

2017年6月19日月曜日

[FST146] Asia fields「Goodbye frank 」Firestationレトロスペクティブ、マンチェとファンカラティーナの気持ち良いクロスオーバー

Asia fields / Goodbye frank (2017,LP,Firestation Records,FST146)

1985年、Vo.のGraham Maleyを中心に結成された6人組バンド。
昨今、過去の名バンドを発掘しコンパイル・リリースに定評あるFirestation Records(GER)より、CDとアナログ盤にてジャケ違いでリリース。
CDは300枚、アナログ盤は手書きナンバリングで200枚限定となっています。

同レーベルよりリリースされた、レア音源発掘コンピ「The Sound Of Leamington Spa Vol.1」(2000)にも収録されていたこのバンド。

過去リリースシングル
「Burst」 (12”,1990)
「Friction」 (12”,1993)
「Crazy caroline」(CD-S,1998)
「Burst」(12”,1990)

90年代数多くいたであろうマンチェスター出身グループの中でも、3枚のシングルを残しており、それなりの評価を得ていたのではないでしょうか。


このコンピアルバムの構成は、最初2枚のシングル+未発表音源。そしてアナログ盤ボーナスとて「Dazed」のライブ音源を収録。
なんといっても、A-1「Dazed」が素晴らしい。高速カッティングギターが光るマンチェ風味、コンガアクセントのファンカラティーナが気持ちよくクロスオーバー。


ソウルブレンドなWowギターと男くさいVo.で、エセStyle Council雰囲気なA-3「Ain't That Just What Love Is」、コーラスも入って哀愁ロックなB-2「Chances」など、あんまり”マッドチェスター”の感じがしない聴きごたえのあるアルバムです。


Firestation Records
http://www.firestation-records.de/

2017年6月14日水曜日

Swimming tapes「Souvenirs EP」ギターポップ・ファンはマスト!なドリームポップ、新曲追加でデジタルEPをリリース

Swimming tapes / Souvenirs EP (2017,Digital EP)

UKロンドン出身、5人組インディ・ポップバンド。
2016年に彼らは、シングル「Souvenirs」をデジタルリリースにてデビューし、同年「Set the fire / Souvenirs」を7インチアナログ盤で初フィジカルリリース。

今デジタルEPは、これまで発表された3曲に新曲1つを追加してbandcamp等にてニューリリース。

クリアなVo.と、そよ風のようなドリームポップで、じわじわと世界中のインディファンを魅了。インディ・ポップ~ギターポップ~ベッド・ルームポップ~チルウェイヴ・ファンあたりには気に入ってもらえるバンドかと思います。






Souvenirs EP : Swimming Tapes - bandcamp
https://swimmingtapes.bandcamp.com/album/souvenirs-ep
Swimming Tapes - Facebook
https://www.facebook.com/swimmingtapes/
Swimming Tapes「Souvenirs」:イントロから最高!ドリーミーな新人ギターポップバンド from UK - Tempting Soda Records 
http://tmp-soda.blogspot.jp/2016/03/swimming-tapessouvenirs-from-uk.html

2017年6月12日月曜日

Lia Pamina「Love is Enough」ボサノバ~ソフトロック路線の美しいデビューアルバム

Lia Pamina / Love is Enough (2016,LP,Elefant Records)

スペインの女性SSW、Lia Paminaのデビューアルバム。
今作はレーベルメイトでもある、the Yearning(UK)のJoe Mooreとの共作だそうです。
LPアナログ盤は限定500枚、ピクチャー仕様インナースリーブ、DLコード付きです。

彼女は、2014年にシングル「How come I」を限定7インチにて、Elefant Recordsよりリリースしてデビュー。
Astrud Gilberto~Margo Guryan~Blossom Dearieの影響下にあると公言しているだけあって、ボサノバ~ソフトロック路線で美しい好アルバムになっています。

「Para Los Dos」あたりは、心地良きシエスタ雰囲気のソフトボッサで思わずうっとり。美麗なルックスとソフトな歌声、そしてElefantのレーベルカラーにマッチした60'sな雰囲気で日本でも人気が出そうですね。





Lia Pamina - Elefant Records
http://elefant.com/bands/lia-pamina/discography
Lia Pamina - Facebook
https://ja-jp.facebook.com/liapamina/





2017年6月7日水曜日

the Pains Of Being Pure At Heart 7月リリース予定の4thアルバムより音源「Anymore」が到着


USのシューゲイザー・バンド the Pains Of Being Pure At Heart、新曲「Anymore」の音源が到着。
2017年7月リリース予定の、4thアルバム「The Echo of Pleasure」より。


アグレッシブなドラムパターンに、哀愁的なメロディとギターフレーズ。
アルバムを重ねるごとに初期の瑞々しさが、彼(ら)らしく良い意味でまろやかに変化してる気がします。
いやぁ、いい曲です。何回も聴きかえしました。



メンバーが徐々に脱退していき、Kip Bermanの個人バンドとなった今。
「次のアルバムは出ないだろうな…」と個人的には思っていましたが、久しぶりにアルバムリリースのニュースを聞いて安心しました。と同時に「これがラストかな」と不安もよぎるのです…。

この4thアルバムは、日本では6月末にCDが先行リリース。
下記公式ウェブサイトによると、初回プレスで限定ゴールド・カラーヴァイナル(500枚)、通常アナログ盤(1500枚)、カセット(100本)もリリース予定だそうです。




The Echo of Pleasure [07.14.2017] - Official
http://thepainsofbeing.limitedrun.com/products/592875-the-echo-of-pleasure
The Pains of Being Pure at Heart Announce New Album, Share New Song “Anymore” - Pitchfork 
http://pitchfork.com/news/73491-the-pains-of-being-pure-at-heart-announce-new-album-share-new-song-anymore-listen/
The Pains of Being Pure at Heart が4作目となるニューアルバム『The Echo Of Pleasure』を 7/14 リリースが決定 - indienative 
http://www.indienative.com/2017/05/the-echo-of-pleasure

2017年6月5日月曜日

Lucky Soul 8月リリース予定の3rdアルバムより、先行シングル「No ti amo」のPVが公開


2005年、UKグリニッチにて結成され、60's〜ソウルブレンドなポップサウンドを聴かせてくれる女性Vo.バンド。
日本でもヒットしたデビューアルバム「the Great Unwanted」(2007)、2nd「A Coming of Age」(2010)とアルバムをリリースした後、音沙汰がなかったのですが…。


ついに、7年ぶりとなる3rdアルバム「Hard Lines」が、2017年8月にリリース予定とアナウンスされました。
そしてアルバム内より、5月に先行リリースされたシングル「No ti amo」のPVが公開。


3rdアルバム、ジャケットはこのバンドのアイコンでもあるAli Howardをコラージュした作品に。
CDとアナログ盤でリリース予定。アナログ盤は2枚組で、カラーヴァイナル仕様。
また、下記公式サイトにて、サイン入り特典盤を先行予約受付中だそうです。


Lucky Soul - web Shop 
http://luckysoul.co.uk/
@WeAreLuckySoul - Twitter 
https://twitter.com/weareluckysoul


2017年6月1日木曜日

[FST008] 「The Sound Of Leamington Spa」ネオアコ〜ギターポップ・コンピの金字塔

V.A. / The Sound Of Leamington Spa Vol.1 (2000,LP,Firestation Records
,FST008)

ドイツの老舗レーベルFirestation Records(旧Firestation Tower Records)よりリリースされていた、コンピレーションシリーズ。
ネオアコ〜ギターポップファンからは、通称”レミスパ”で親しまれてますね。

A級〜カルト級〜ヘッポコなZ級まで、世界中のレアなバンドの音源をコンパイルし、2000年にVol.1からリリース開始。
その衝撃的(?)な内容に当時のネオアコファンは心打たれ、このコンピを羅針盤にして泥沼のレコード探索へ入っていくのでした…。2009年にリリースされたVol.6を区切りにして、このシリーズは一旦完結しました。

ちなみにリリース年とフォーマットは、
 2000 Vol.1 CD,LP
 2002 Vol.2 CD,LP 
 2003 Vol.3 CD
 2003 Vol.4 CD
 2005 Vol.5 CD
 2006 Vol.6 CD
コンプリートしてる人、いるかなー?

そして時を経て2013年に、FSTカタログ100番を記念した3+1枚組コンピ「Still Mad At Me? 15 Years Firestation Records 1998-2013」がリリースされたのですが、なんとレミスパvol.7が同梱されました。
まだ終わってなかったんかい!(もちろん即買いしたけど笑)



さて、冒頭のVol.1(LP)の収録曲は以下の通り。
 A1–The Pooh Sticks/Indiepop Ain't Noise Pollution
 A2–Episode 4/Strike Up Matches
 A3–Big Red Bus/Cathedral Walls
 A4–The Man From Delmonte/Drive Drive Drive
 A5–Hey Paulette/I Really Do Love Penelope
 A6–Where Gardens Fall/Search
 A7–The Anyways/Silver
 A8–Metro Trinity/Spend My Hole Life Loving You
 A9–The Hepburns/Andy & Valerie
 A10–Asia Fields/Dazed
 A11–The Siddeleys/Sunshine Thuggery

 B1–Hot Rain/Time Is On Our Side
 B2–The Desert Wolves/Mexico
 B3-The Clamheads/Summer's Coming Down
 B4–Sister Rain/Burt Reynolds
 B5–Cherry Orchard/So Blind
 B6–North Of Cornwallis/Billy Liar
 B7–The Windmills/The Day Dawned On Me
 B8–Last Party/Barbecued
 B9–The Wishing Stones/Beat Girl
 B10–The Aurbisons/Holy Cow

これがリリースされた2000年当時、自分はイマイチねピンと来なかったんですよね。
有名どころのThe Desert WolvesやThe Siddeleys、Cherry Orchardあたりを好んでいたのですが、その他の多くは「レアな曲」という認識しかなくて。

ところがですねー不思議なもので20年弱経って、今改めて聴いてみると…良い曲ばかりでした!すみません恥ずかしい限りです。
しかも、2017年に編集盤がリリースされたAsia Fields、Vol.1に収録されていたのを今さら気が付いたよ笑
ここにきてやっとレミスパが味わえるくらい耳慣れして、色々なレコードを聴いてきたおかげなのかなあと感じるのでした。




V.A./Still Mad At Me? 15 Years - Firestation Records 
http://www.firestation-records.de/CAT/fst100-stillmadatme.html
Tempting Soda Records: Firestation recordsの記念コンピがリリース&あの頃の7インチのストックをちょい見せ
http://tmp-soda.blogspot.jp/2013/10/firestation-records7.html

2017年5月29日月曜日

the Primitivesのニューシングルが10インチアナログ盤にてリリース

The Primitives / New Thrills (2017,10”,Elefant Records)

2012年に見事復活を果たした、ガールズ・ギターポップバンドのレジェント。
2017年のニューシングルは、スペインのElefantよりアナログ盤にて1000枚限定でリリース。
ジャケットがメチャかっこいいですね!


ドライブするギターフレーズに、TracyのキャンディVo節が乗っかる感じが相変わらず健在です。


The Primitives / New Thrills - Elefant Records 
http://elefant.com/album/15680/new-thrills
The Primitives - Facebook
https://www.facebook.com/ThePrimitivesOfficial

2017年5月24日水曜日

Neleonard「Las Causas Perdidas」スペインElefantより男女混合インディポップ

Neleonard / Las Causas Perdidas (LP,2016,Elefant Records) 

バルセロナより男女混合6人組バンド、リリースはスペインの老舗レーベルElefant Recordsから。
2014年にミニアルバム「Agosto」にてデビュー、2016年に待望のファーストアルバムです。
アナログ盤は500枚限定で、DLコード付き、クリアヴァイナル仕様です。

パラッパ♪コーラス + 泣きのストリングス。もう1曲目「Reluces」からヤバいです。



Nosotrashのメランコリア、Nizaのハーモニーポップ、La Pequena Suizaの素朴な佇まい…と、アルバム全編通してElefant Recordsのレーベルメイトでもある、彼らの良いところを集めた(と言ったら言い過ぎか?)ド直球なインディポップ〜ソフトロックを聴かせてくれます。
男女ツインVo.も相まって、要は”レーベルカラーにドンピシャ!”なんですよね。




Las Causas Perdidas - Elefant Records bandcamp
https://elefantrecords.bandcamp.com/album/las-causas-perdidas
Neleonard - Elefant Records 
http://elefant.com/shop/album/15654/las-causas-perdidas

2017年5月22日月曜日

Haircut One Hundredの2ndアルバム「Paint and Paint」が初CD化

Haircut One Hundred (HAIRCUT 100)/ Paint and Paint (CD,2017,Cherry Red)

1984年にリリースされた「Paint And Paint」が、なんと2017年になって初のCD化。
日本盤CDはBad Feeling(Disc Union,JPN)から、輸入盤CDはCherry Red(UK)からリリース。


オリジナルトラック+ボートラ、さらにVer.違いまで全30曲、2枚組み特別仕様でリリースされます。さらに20ページのフルカラーブックレットまで付くというサービスっぷり。

あまりにも有名な1stアルバム「Pelican West」(1982)があり、そしてNick Heyward脱退後のリリースとあってマイナーな(もしかして忘れられた?)存在であった本作。
だからこそ、上記のような豪華仕様にしないと買う人がいないのかも…泣

ちなみに当時、この2ndのアナログ盤(Polydor流通)は本国UK盤以外にも、日本盤、スペイン盤、ユーロ盤、アジア盤(シンガポール、香港)…と全世界でリリースされていました。
それにしても、何で今までCD化されなかったんでしょうね。


Haircut One Hundred - Official 
http://www.haircutonehundred.net/
Paint And Paint(Deluxe Edition) - Cherry Red Records
https://www.cherryred.co.uk/product/paint-and-paint-deluxe-edition/
HAIRCUT 100/ヘアカット100/ペイント・アンド・ペイント デラックス・エディション - diskunion.net ONLINE SHOP
http://diskunion.net/rock/ct/detail/XAT-1245669676

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