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9月, 2017の投稿を表示しています

Hazel English「Just Give in / Never Going Home」オークランドのSSW、12インチ2枚をコンパイルした特別盤

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Hazel English / Just Give in,Never Going Home (12inch x2,2017) オーストラリア出身の女性シンガーソングライターで、現在はオークランドが拠点のHazel English。 2016年に「Never Going Home」(12inch)でデビューし、インディポップシーンで瞬く間に話題になりました。 今作はその「Never Going Home EP」と、新作「Just Give In EP」をセットにし、12インチが2枚入という少々変わった形態でのリリースです。ジャケも両面あります。 このアナログ盤は、ディストリビュータによりカラー仕様が異なり Polyvinyl Record Company:Light BlueとYellow盤、もしくはSplit Light Blue&PinkとSplit Light Blue&Pink盤 Marathon Artists:PinkとPastel Blue盤 という3種あり、マニア泣かせの嬉しい展開になってます。 正式なデビューアルバムをリリースする前に、なんとも 商魂たくましい売り方 です。とりあえず1種は買いましたけど、アルバム出る前にお金がなくなりそうです。 Hazel English - YouTube https://www.youtube.com/channel/UCDyX1htz-4uXoh5W_7ieyRQ/featured Hazel English - Facebook https://www.facebook.com/hazelenglishmusic/

漁盤日記「福山音楽市場2017」at 福山天満屋 催事場

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この秋、近所でレコード祭りがあると聞きつけ、久しぶりにサクサクしに出かけました。 祭り場所は駅前の立派なデパート。 折しも広島カープ優勝の週ということもあり、デパートに場違いな「それゆけカープ」のBGMが響く中での盛大な優勝セールが行われていたのですが、 そんなことより 一目散に会場のある高層階へ駆け登ります。 「デパート」「催事場」「レコード」というワード、今はいったい何年なのでしょうか…?2017年です、はい。 早速ですが漁盤成果は以下のとおり。 [ローファイ] Blouse / Blouse(2011,Captured Tracks,CT125,1st) [ファンク] Deodato / Prelude(1987,CTI/キング,LAX-3171,3rdプレス,JPN廉価盤) [ネオアコ] Louis Philippe ‎/ Yuri Gagarin(1989,el/Cherry Red,ACME23,UK-Org.) [ジャズ] Kenny Dorham / Whistle Stop(1994,Bluenote,RE,B1-28978,USプレス,180g重量盤) 値段は秘密ですが、高価になりがちな”出張催事”ということを考えても、どの盤も良心的な価格でした。 開場間も無く入場したのですか、地方都市での開催にもかかわらず結構な人が来ていました。 昨今、「レコードブーム」だ「アナログ復権」だと盛り上がり、「#レコード女子」というキラキラワードまで飛び出していますが、そんなの都会の話です。 ここ地方会場でのレコードハントは、妙齢のレコード紳士たちが一心不乱にエサ箱を漁り、殺伐としています。男女比率は10:0、年齢層は40〜60代といった感じでしょうか。 熱気ムンムン です。すばらしい。 是非とも来年も続けてもらいたいですね。   こちら現場からは以上です。 次回の参戦予定は↓ 第82回広島ディスクセール 10/13(金)~10/15(日)@ 広島駅南口地下イベント広場 https://ameblo.jp/groovin-sale/entry-12300361420.html

[FST] Firestation Recordsコンプリートへの道 (1)

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1998年にドイツのベルリンで産声をあげた、Firestation Records(旧Firestation Tower Records)という老舗インディレーベルがあります。 このレーベルが設立当初から好きで、現在に至るまで気に入った作品は細々ながら買っていました。 Firestation Records  http://www.firestation-records.de/ 来年2018年で「設立20周年」ということもあり、自分のギターポップ歴とともに歳を重ねてきたわけですが、2017年9月現在のカタログ数は162(メインラインとサブライン含む。内、欠番6)アイテムあります。 自分が所有しているのはそのうち80アイテムで、最近では時間(と資金)を見つけてはパズルのピースを埋めるがごとく、リアルタイムで買えなかったり、見逃していたものを拾い集めています。 先日、設立オーナーのUweと交流する機会があり、自分のブログのFST関連のページを見せると、かなり喜んでくれました。 まだまだコンプリートの道先は長いですが、唯一”レーベル買い”しているインディレーベルなので、ライフワークとして楽しんでいけたらと考えています。 FST001のラベル 記念すべきレーベル1号リリース、[FST001]はドイツのインディバンド、Bazooka Cainの10インチ。 当初500枚プレスの予定が、レーベルの心配をよそに予想以上の反響で売れて、嬉しい悲鳴の中で急いで3rdプレスまで行われ、トータル1500枚プレスされたそうです。

[FST150] The Siddeleys「Songs From The Sidings」内容、ジャケット共に秀逸なデモ音源集

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  The Siddeleys ‎/ Songs From The Sidings - Demo Recordings 1985-1987 (2017,LP,Firestation Records ,FST150) 2017年のハイライトでしょう! シングル2枚のみを残して消えていったのにも関わらず、いまでもカルト的人気のUKネオアコバンド。 ドイツのFirestation Records(以下、FST)が、初期のデモ音源をコンパイルしてリリースです。 以前、CDでリリースされたコンピレーション「 Slum Clearance ‎」(2001,Matinée Recordings)でも、一部のファンには驚きをもって迎えられましたが、今作はそれには収録されなかった音源もあり、さらにアナログ盤でもリリースされるということでFST様さまです。 ここ数年、FSTから放たれる編集盤関連のリリース作は素晴らしく、こんな豪速球をFSTがまだ隠し持っていたとは驚きでもあり、2017年になってリアルタイムでThe Siddeleysの作品を受け取れる幸せも感じますね。 アナログ盤のラベル、”Siddeleysフォント”がカワイイ スリーブから盤を取り出して驚くのが、曲ピッチの細さ(笑)。というのも、AB面で22曲も詰め込んでいるからであり、3分強の魔法がかった楽曲を余すことなく堪能できます。 Johnny Johnsonがフューチャーされた写真と、”Siddeleysフォント”が映える淡い紫色のジャケットは、FSTリリース作品の中でも秀逸なデザインだと思います(というかFSTのデザインセンスは、残念ながら元々ダサいです)。 ここは是非ともLPを買っていただき、部屋に飾ってもらいたいですね。アナログ盤は限定300枚なのでお早めに。 the Siddeleys - Firestation Records http://www.firestation-records.de/CAT/fst150-thesiddeleys-songsfromthesidings-lp.html The Siddeleys - Official https://www.siddeleys.com/ the Siddeleys「Slum

Swimming Tapes「What's On Your Mind」新曲EPはアナログ盤でもリリース予定

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BandcampやSoundcloudを主な活動拠点にし、デジタルEPで作品をコンスタントに発表。ロンドン在住、ドリーミー・インディポップ・バンドSwimming TapesのニューEPがリリース。 デビュー当時から変わらず、きらめくギターのアルペジオが健在で、今作はUSバンドのReal Estateみたいな大人びた佇まいも感じられます。この手の音には弱いんですよね。 そして今回は、デジタルだけではなくアナログ盤12インチもリリース。 限定300枚プレス、bandcampにて予約受付中。もちろん予約した。 だから、早く1stアルバム作ってくれー! Pre-Order - Soft Sea Blue EP 12" | Swimming Tapes  https://swimmingtapes.bandcamp.com/merch/pre-order-soft-sea-blue-ep-12 Swimming Tapes - Bandcamp https://swimmingtapes.bandcamp.com/ Swimming Tapes - SoundCloud  https://soundcloud.com/swimmingtapes Swimming Tapes - Facebook https://www.facebook.com/swimmingtapes Swimming tapes「Souvenirs EP」ギターポップ・ファンはマスト!なドリームポップ、新曲追加でデジタルEPをリリース - Tempting Soda Records  http://tmp-soda.blogspot.jp/2017/06/swimming-tapessouvenirs-epep.html

[FST148] The English McCoy「A Collection」UKカルト・ギターポップ・バンドの未発表曲集 from Firestation

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The English McCoy / A Collection (LP,2017,Firestation Records,FST148) シングル「Give Me Something To Believe In」1枚(7インチ、12インチ)を残して消えていったUKバンドの彼ら。 カルト的人気のためか、今でもそのシングル盤は市場ではウン万円するレアな1枚となっています。 今でもレアなシングル盤(画像は拝借) そんな彼らが1984〜88年の間に収録していた未発表曲が、おなじみドイツのFirestation Recordsから編集盤として2017年に奇跡のリリース。 CDは21曲、アナログ盤は18曲収録で、アナログ盤は限定200枚プレスなので即売り切れでしょうか。 針を落としてすぐさま聴こえてくるのは、ビートの効いたAmbitious Beggarsライクな疾走ギターポップ。 冒頭紹介のレアシングル、「Give Me Something To Believe In」でノックアウトされました。この手のバンドでは珍しいピアノや、シンセオルガンのアクセントが入ってるのもポイント高いです。 そのシングルB面にも収録されている「Breaking Down」の哀愁系バラードもまた良くって、サビでダイナミックに広がったあとのギターの余韻が最高です。 個人的ハイライトは「This Year's Blue」。 タイトル通りの青く澄んだピアノのイントロでヤラれました。全編溢れくるピアノのバッキングと、かき鳴らされるギターリフが夏の終わりに沁みてくるんですよね。やや暑苦しいVo.も切なく聴こえてきますね(失礼か!)。 毎度毎度こんなカルトバンドの未発表曲を掘り起こし、CDとアナログ盤でリリース。しかも世界流通まで行ってくれるFirestation Recordsには脱帽です。 世界で数百枚しか売れないのに「実際利益が出るのかしら?」と、要らぬ世話で心配なところではありますが、引き続き”レーベル発足時からのFST信者”として付いてきますので宜しくお願い申し上げます。 @TheEnglishMcCoy - Twitter https://twitter.com/theenglishmccoy Firestati