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11月, 2011の投稿を表示しています

小沢健二:アーティスト自身が画面の向こうに立つ価値と、バイラル効果

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USTREAM STUDIO SHIBUYA_052 / TAKA@P.P.R.S 久しぶりにファンの前に姿を見せてくれた小沢健二氏の件です。 見事に寝てしまい、当日のUSTREAM放送は見ていないのですが…。 慎重な準備と、おそらく周到に練られたであろう今回の告知状況を見ての、雑感を。 数日前にwebサイト「ひふみよ」にて告知 --- musicニュース:CINRA.NET 小沢健二がUstream生放送を予告、「約14年ぶり」の生中継 http://www.cinra.net/news/2011/11/28/135958.php --- ↓ ハッシュタグ#ozknを共有することにより、開始までのワクワク感が持続 ↓ 当日は、USTREAMのソーシャルストリームや、twitterTLで、ファンが一体となってリアルタイムで盛り上がる ↓ 有志による、テキスト書き起こしや、配信のアーカイブ化が行われる --- 読む、小沢健二と小山田圭吾 小沢健二/2012年3月21日からの12公演決定! http://ozaoya.blog122.fc2.com/blog-entry-146.html --- ↓ 翌朝より、TLで「あのオザケンがライブする!」というアナウンスが、音楽系や一般紙webでもトップニュースで駆け抜けていき、さらなるバイラル効果を --- asahi.com(朝日新聞社): 小沢健二、Ustream生配信発表で話題沸騰 - ぴあニュース - 映画・音楽・芸能 http://www.asahi.com/showbiz/pia/AUT201111300028.html --- 11/29当日は、公式webや、コンサート会場でもある[東京オペラシティ]のサイトさえも、アクセス集中による一時的に繋がりにくかったそうで。 深夜のTLをさかのぼってみますと、みなさんの興奮ぶりが伝わってきました。 大々的なマス告知ではなく、口コミ(ソーシャルな繋がり)による拡がり方に感心しました。小沢健二氏のようなカリスマ性があって、熱烈な音楽ファンがあるからこそ出来る戦略かなと。 --- ナタリー 小沢健二、来春東京オペラシティにてコンサート 12DAYS http://natalie.mu/music/ne

廉価盤CDのBOXセットが安いので、試してみたいと思いませんか

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CD shelves / Justin and Elise 8枚分のCD音源で1000円というBoxセットが。さて、どうやって利益が出るのかな。 ■シリーズとしての廉価盤 この「8 CLASSIC ALBUMS」、外資系のTower RecordsやHMV、路面店のdiskunionなどでも取り扱っていたのですね。全く知りませんでした。 ■イギリスの会社が作製 コレMusic Melonというイギリスの会社が販売していて、5.99ポンド(日本円≒720円)という激安価格が魅力的です。webサイトを覗きますと、Jazzものを幅広く取り扱っており「デジタルリマスターして…」とも書いてあります(…さらにお得かと)。 --- Music Melon http://www.musicmelon.co.uk/ --- ■興味本位を加速させるお手ごろ感 純粋なプロダクトとしては期待できなくとも、内容(音源データ)のみが欲しい場合や、クラシックな音楽を興味で聴いてみたい、そんな動機があれば十分に元が取れるのではないでしょうか。 CDレンタル屋へ足を運ぶ暇(返却する手間も)が無い場合、狙い撃ちでこのような安価なBoxセットを購入して、iTunesへ取り込んで聴いてみるのも良いかと。 旧譜で、廉価版に抵抗が無いなら、CDのboxセットってお手頃な時代なんだなあ。 — よしのぶ / Yoshinobuさん (@tmp_soda_rec) 11月 27, 2011 しっかりしたリマスターものや高品質の紙ジャケBoxとは違って、こういった"割り切った感"も販売方法として面白いなと思いました。 ■パッケージなのに、この値段で利益でるのか データ音源販売より安価なのに、CDという媒体にする理由は不明ですが、この価格でどうやって利益を上げているかなと。 デジタル販売の流通に載せるより、インフラとして整備されているパッケージ販売に載せるほうがまだ利益が出るのでしょうか。それとも、単純に買う年齢層が高いので、店頭に置きやすいパッケージとして販売しているのでしょうか。 さてどうでしょうか。

駅ナカでのレコード催事で思うこと

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駅ナカの比較的大きなスペースで行われた、今回のレコード祭り。 そんな場所柄のせいか、高校生や会社員、家族連れといった客層で、普段の催事場とは別の雰囲気がありました。 --- 帰ってきたGROOVIN’外販警備隊 第1回福山ディスクセール・開催中です! http://ameblo.jp/groovin-sale/entry-11086011119.html --- そして、今回は1枚のみ捕獲です。 Orange juice / Rip it up (1982,LP) この2ndは持っていなかったので、帯付きの日本盤は嬉しかったです。 帯の「キ・ラ・メ・キ・トゥモロー」という脱力感溢れるコピーがなんとも時代ですが…。 --- さて、祭り会場ですが。 中古CDコーナーは比較的人も多くて賑わっていたのですが、レコードコーナーは レコ堀に血走った目をしたオッサ レコード博識な紳士達は皆無で、貸しきり状態にて閲覧させてもらいました(入り口からみて奥に陣取られたレコードコーナーに涙を禁じ得ませんでしたが)。 しかし、普段とは違った催事場とあって、レコード掘っていても集中できないんですよね。 通路には人が常に行きかっているし、反対サイドではフードコートでお茶している人々なんかもあって…。家族連れの方々は「懐かしいねぇ~。あれレコードっていうだよ~」と子供に教えたりして、ほのぼの感に包まれたり。   「アレ。オレ休日の午前中から、なんで必死にレコード掘ってるんだろうな…。」 と、遠い目を幾度か繰り返す私…。 そして、ワゴンセール形態でもCDって売れるんだなと思って眺めていました。 私のいた時間帯はクラシック~ジャズ系を見る人はいませんでしたが、ロック~J-POPの棚を触っていく人も多いし、買う人も多いんですよね。 "目的買い"ではなく、乗降駅での"ついで買い"する人の多さを見ると、店頭でのパッケージ買いもまだ必要なのかなと思いました。

レコードジャケット選定:恋人たちのいる風景

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恒例の「レコードジャケット見せ合い」企画。 今回のお題は、クリスマス間近だったため「恋人ジャケ」。カップルを描いたジャケットを選んでみました。 Modesty blaise / a Beginners guide to (1999,LP)   スキー場で。 Brideshead / Some people have all the fun (1998,LP)   二人乗りで。 the Hit parade / With love from... (1990,LP)   もう一回、二人乗りで。 Ozawa Kenji  / Lovely (1994,12")   ダンスホールで。 Starlet / Stay on my side (1999,LP)   私のそばで。 Everything but the girl / When all's well (1985,12")   枕元で。 Swingout sister / Kaleidoscape world (1989,LP)   駆け引きで。 Working week / Working nights (1985,LP)   男性2人に囲まれて。 --- いつまでも、そんなカップルの光景に憧れを抱きたいのですが、だんだんと悼たまれない気持ちに…。

2011年に買った新譜を振り返る

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年末恒例のアレの準備を…。 そろそろ皆さんも「2011年ベスト」を選定されている頃かと思います。 「私は今年何を買ったのかな?」と思い出しながらメモってみます。 2011年に購入した新譜は、以下の通りです。 --- ・She & Him / Very She & Him Christmas (LP) ・Kids on a Crime Spree / We Love You So Bad (LP) ・Red Button / As Far As Yesterday Goes (LP) ・Playing For Time / Unreleased Sesions 1984-89 (CD) ・Fountains of Wayne / Sky Full of Holes (LP) ・Dream Diary / You Are the Boat (LP) ・the Brights / A Trivial Pursuit (CD) ・Brent Cash / How Strange It Seems (LP) ・Sloppy Joe / With Kisses Four (CD) ・Beady Eye / Different Gear Still Speeding (LP) ・Acid House Kings / Music Sounds Better With You (LP) --- こうして並べてみますと、新譜は相変わらずの小粒な買いっぷりです。(でも、中古盤は買ってますよ…。) 今年に入って、円高の影響もあり安価で、タイトル数の方も安定してアナログが買えたのが良かったですね。 さて、この中から「ベスト3」を年末までに考えてみたいと思います。 <2011/12/19追記> ベストアルバム3選のエントリをアップしました。 --- 2011年のベストアルバム3選  http://tmp-soda.blogspot.com/2011/12/20113.html ---

Moonbabies「the Orange billboard」:切ない女性vo、エモーショナルなメロディを

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Moonbabies / the Orange billboard (2004) 甘いスウェディッシュ・ポップとはならず。 USのHiddenAgendaレーベルからのリリースということもあるのでしょうか、当時のスウェディッシュ・ポップ界隈では、やや地味だった印象があります。 --- moonbabies http://moon-babies.blogspot.com/ --- ソリッドなギターと、切ないメロディを歌い上げる女性voが、とても印象的なギターバンドです。 大陸的なスケールも漂わせる「Summer Kids go」や、ギターのアルペジオが印象的な「Sun A.M.」あたりは、インディ・ポップ・ファンの垣根を飛び越えて、エモーショナルなロックファンにも受け入れらそうです。 2000年初頭には、こういった小粒なが、優良バンドが多数存在していたのに、見逃していそうな感じが多々ありますね…私自身が。

レコードプレーヤーの前で、じっと耳を傾ける

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Philips portable record player 2 / tore_urnes マニアですよね…レコード聴くなんて。 レコードを別の物に置き換えても言えるのですが、自分とは興味の層が違う方々とのギャップは埋められないと思い、雑感を。 --- - 渋谷レコード店日記-アナログレコードコレクションのススメ - レコードの良さを伝えるのは難しい・・・。  http://blogs.yahoo.co.jp/nextrecordsjapan/61113736.html [引用]お金を払って古いアナログレコードを購入してまで音楽を聴くなんて、マニアのやるコトだと思われがちなのですが実際にレコードを買って音楽を楽しんでいる人達は、ほとんどが自分がマニアなんて思ってないと思います。  レコードでお気に入りの曲を楽しむというコトが別に特別なことではなくって普通というか日常的な行為になっているんだと思います。  --- 自分では当たり前の風景が、非日常なんだと思うのは、たまに知人を家に招いた時。 その方々は大量のレコードを前に必ずひと事。 「レコードってまだ売ってるの…?」 その瞬間、私と知人との間には非日常感の断絶が…とはならず、特に興味を持つまでもなく、次の話題へと会話は移行するのですが。音楽に興味が無ければ、レコードでもCDでも別になんだっていいのです。 逆に、少しでも音楽が好きな人は、興味津々みたいで、 「どこで売ってるの?まだ生産してるの?」 「音はいいの?」 など、さすが媒体で聴く楽しみを知っているみたいで、そういった方々をレコード界へと誘うのが私の役目でもありまして…。 一時期みたいに、「ファッション性でレコードを買う。部屋に飾る。」というブームも過ぎ去りし今。 地味にレコードブレーヤーの前でじっと耳を傾けるのは、やっぱりマニアなのかなと思うです。

iPhoneのホーム画面が気になる

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人がiPhoneを使っていると、ついホーム画面が気になります。 どんなアプリを使っているのかなと。 メモも兼ねて、2011.11現在の私のホーム画面を。 (機種はiPhone4、2010年購入) ■1段目 メッセージ: おもにSMSのみ。 Evernote  :クラウドメモ。外部記憶として欠かせない存在。 電話         :通話や連絡帳として。 Celsius :天気。現在地の気温が、バッヂ表示されるので便利。 ■2段目 DocScanner:スキャン。新聞、雑誌用に。画像はpdf化して、Evernoteへ。 Touchwriter :手書きメモ。図を描く時に。描いた後はEvernoteへポスト。 Dropbox    :クラウドストレージ。出先からの一時フォルダとして活用。 Remote    :iTunes用リモコン。PCから離れていても操作できて便利。 ■3段目 Light       :ライト。タップでon/off、シンプルで良い。 カメラ      :ノーマルカメラ。付属だけあって、使いやすい。 Instagram:フォトSNS。Twitter、Flickrへポスト。データはDropboxへ格納。 DropPhox:カメラ。撮った写真を、そのままDropboxへ。 ■4段目 Gmail  :eメール。本アカウント用。 写真    :容量の関係で、基本的にiPhone内へは残さない運用を。 TapCal:カレンダー。スケジュール確認用。Googleカレンダー連携、軽い。 Reeder:RSSリーダー。Googleリーダー用。主に閲覧とスター付与で。 ■下部ドッグ Fastever     :Evernote専用。タップ即書き込み出来るので、便利。 FE Snap      :Evernote専用。即起動のEn連携カメラアプリ。 ミュージック:iPod。3〜4GBほど音楽のみ。 SOICHA      :Twitterクライアント。シンプルな操作性が良い。 --- 定期的には見直しているのですが、最近は使用するアプリが固定化してますね。 新しくて、面白いアプリを探す手間を惜しんでいる今日この頃…。

一枚平均価格を計算して、レコードを買う行為

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Uniqlo Westfield / markhillary 昨日のエントリの続きです。 --- レア盤1枚と、定番品を複数枚買う行為の天秤  http://tmp-soda.blogspot.com/2011/11/blog-post_17.html --- 同じように考えられている方もいるのだと思い。 http://twitter.com/#!/tmp_soda_rec/status/137301054307049472 [引用]高いレコ買ったら安いレコも買って、一枚あたりの単価下げてなんとなく納得するという・・・。全く間違ってる気もするんですけどw --- 非常に同感です。 私は良くやるのですが、 1枚は相場よりかなり高い盤① + 1枚は格安盤② + 1枚は持ってるけど激安盤③=1枚平均すると「安く買えたネ!」 …みたいな。 言い訳として、「こんなに安く買えたんだからスゴイよね」と自分を褒めてあげたいのです(もう病気)。 --- 既に持ってるのに、安価だと「救出しなきゃ!」と買ってしまう症状  http://tmp-soda.blogspot.com/2011/06/blog-post_17.html --- 単価が下がったからといって、総合計が高かったらなんか違う気もするのですが。 ①の盤→別の店で買えばいい  ③ の盤 →持ってるのに何故買う? 冷静に考えるとですね、②の盤のみ買って帰ったほうが賢明なんですね。 でも夢中で掘ってると雰囲気に押されて(何の?)、発症してしまう漁盤病にいつもヤラれてしまうのです。

レア盤1枚と、定番品を複数枚買う行為の天秤

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Sales / alancleaver_2000 普段の限られた予算でレコードを購入するにあたって、  ①「レア盤1枚を指名買い」  ②「安レコ良盤を大量買い」 どちらが健康的なのかなと、ふと思うことがありまして。 優良レコ品を、安値で沢山買って帰ることが気持ちが良かったりもするのですが、買って帰っても生活が忙しくて聴く時間がなかったりで、死蔵してしまうのも勿体無くて。 なので、学生時代には手が届かなかったブツを、同予算でレア盤を1枚買ってきて「やっと手に入ったなあ」と感傷に浸りながら聴く選択肢もあるのかなと思ったりも。 --- ①、②とバランスよくレコードを買っていくのがベストなのですが、いざ催事会場やレコ屋に足を運ぶと「今買わないと。元を取らないと。」といった漁盤病が発症します。 そんなわけで上記の課題を永遠に克服できることもなく、今年もレコ堀りに明け暮れるのです。

Choo choo train「Briar high」:珠玉のギターポップ感覚

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Choo choo train / Briar high (Singles) 左:1988年 オリジナル Subway/SUBORG15 右:1997年 リイシュー Accident/DENT3 アクシデントの再発盤はカラーヴァイナル仕様なのですが、盤色が数色存在してるそうです。ちなみに私は「濃い青色」でした。 どこまでも突き抜けた感覚の「High」を耳にするたびに、ギターポップというものを意識し始めた頃を思い出します。 イントロ~Aメロ~サビまで隙のない、その軽やかでキャッチーなメロディは珠玉の一曲ではないでしょうか。少々、前のめりなシンセピアノの音色も青春してますね。 このアルバムは、後に続いていくRic Menck氏の一本筋の通った作品群の原点に、近いのではないかと思います。 ギターポップ系を聴き始めた当初に熱を上げた一曲。 「ギターポップを表現する一曲」を聞かれると、いつの時代もこの曲を挙げています。 フロアから溢れ出しそうなメロディに、両手を広げて「High!」と。

米国にてiTunes Matchがスタート

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2011/11/15、米国にてiTunes Matchがスタートしました。 メモを兼ねて参考記事と、雑感を。 --- ITmedia ニュース Apple、米国で音楽クラウド「iTunes Match」をスタート http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1111/15/news023.html [引用]iTunes MatchがユーザーのiTunesのライブラリをiTunes Storeの楽曲と照合し、マッチしたものをiCloudから利用できるようにしてくれるため、ユーザーは楽曲をiCloudにアップロードする必要がない。また、どのようなレベルでリッピングした楽曲でも、すべて256kbps AACのDRMフリー版に変換される。 --- 日本でも実装済みの「iCloud」を利用して、Apple社クラウド上に置かれた音楽データと、自分自身のライブラリをスキャンして、配信という形で該当曲を聴くことが可能となります。しかし、日本では原盤管理者との交渉が難航しているのか、運用が難しいようなので、使用できるのは当分先と思われます。 ---- apptoi iTunes Matchを使ってみた  http://www.apptoiphone.com/2011/11/itunes-match.html [引用]様々な保管場所に散らばった音楽をクラウドに集めて、どんな(i)デバイスからでも再生できるというiTunes Matchで音楽の利用シーンが増えそうだ。日本でも利用できる日が来ることを期待したい。 --- 確かにデバイスを意識せずライブラリを閲覧できるのは便利ですが、月額料金を払ってまでライブラリを持ち歩きたい願望は…今のところ有りません。 もし日本で今日現在スタートしたからといって、自分が使用するかというと…私はしないだろうなと思いました。 --- Techcrunch iTunes Match、本日公開(米国のみ)  http://jp.techcrunch.com/archives/20111114itunes-match-launches-today/ [引用]iTunes MatchはiTunes 10.5.1に追加された新機能のうちの一つで、他にもiCloudサポート

Call and response「S.T. 」:緻密に作り上げられたインディ・ポップ

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Call and response / S.T. (2001) 緻密に作り上げられたインディ・ポップの澄んだサウンド。 以前Shelflifeから7インチも出していた、5人組USカリフォルニア産バンドの1stアルバム。 このアルバムはKindercoreよりリリースなのですが、音色や雰囲気からみて、ShelflifeよりもKindercoreの方がレーベルカラーにマッチしていて、まさに大正解かなあと思っています。 シンセサイザー、マリンバ、トランペットといった編曲の構成が、メロディとともにマイルドに仕上がっています。ジャケットに描かれたような星降り注ぐ冬の夜に、静かに耳を澄ませたいアルバムです。 蒼い青春さは感じないし、キャッチーかつ派手ででも無い。そんな飾り気の無さもまた、細く長く聴いていける愛聴盤となるの要素ではないでしょうか。

ダウンロードとパッケージが共存できる多幸感

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http://www.flickr.com/photos/23520875@N02/5328277321 CDやレコードなどのパッケージが、無くなりそうで、なかなか無くならない。 音楽好きの中には、逆にまだまだ好んで買う人が多いなと思い、雑感を。 ---- Deadstock Records 一曲入魂 ニッポニア・ニッポン「怠け者」 http://dstrecords.jugem.jp/?eid=843&t=1320526238 [引用]配信系音楽の急激な浸透の後に開花しつつある、新たなパッケージ文化。 それは配信へのアンチに基づく弁証法的な展開とも言えるだろう。 新たなパッケージ文化を支えるインディペンデント気質な人々の、決して流行には飲み込まれない底力を感じせる。 --- すでに"流行"というものが無くなっている現状、配信系とパッケージ系ではうまい具合に共存出来ている部分もあると思います。 当然、継続して音楽聴く層と、音楽聴かない層、ヒットチャートを聴く層と、ステージでの違いはありますが。 自分がtwitterなどで属しているクラスタ内では、"アンチ"とは若干違うニュアンスですが「未だレコードがあるから、買う」という、単純な理由で買われる方が多いと思います。 --- 洋楽天国 デジタル・ダウンロード(音楽配信)売り上げ http://yogakutengoku.blog135.fc2.com/blog-entry-833.html?t=1320810374 [引用]デジタル・ダウンロード・ビジネスは日本だけがガラパゴス状態になっている。デジタル・ダウンロード(音楽配信)のインフラが整っていない為だ。 --- 同様に、上記のエントリのような側面も。 未だにカセットリリースや、新譜アナログリリースがあったりと、インディ系に限らず媒体での入手は問題無さそうな感じもします(…ただしパイはものすごく小さいと思います。) BandcampやSoundcloudでダウンロードしつつ、Webサイト通販でレコードも買い、街の中古盤屋でサクサク出来るのこの時代。 インフラ自体もそうですが、この入手ルートが多種に渡る幸せな日本では、一気にデジタル配信時代へ傾斜して

twitter繋がりで、クリスマスコンピを頂きました

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素敵なX'masコンピが、季節の訪れを知らせてくれました。 「毎日がクリスマス」キャッチコピーでお馴染みの、 tropiieさん が作成した、素敵なCDコンピを頂きました。 ジャケット、バックインレイ、CDレーベル面までコーディネートされた世界観が惚れますね。本当にシャレオツ。 ジャズ、インディポップ、ソフトロック、エレクトロニカとジャンルを超えて、クリスマスソングが満載です。普段から聴いているジャンルが偏っているので、こうしてテーマ性を持たせて幅広く聴いてみるのも良いなあと。 コンパイルした、tropiieさん自身の音楽観とか含めて、フィルター感覚まで伝わってきます。CDの再生ボタンを押して、一曲目からスムーズに流れていくトラックの組み立て方とかみると、緻密に構成されてるなと勉強になります。 …どうですか?欲しくなったでしょう? この素敵なX'masCD、11/10現在、まだ在庫があるようです。 ご希望の方は、tropiieさんまで 「X'masのCD希望です」 と、@メンションか、DMにてご連絡くださいとの事です。お気軽に!(とりあえず募集期間は~11/30今月中で) 追記:2011/11/12 在庫が無くなったそうなので、今年の受付は終了したそうです。 http://twitter.com/#!/tropiie/status/132409320188030977 --- @tropiie http://twitter.com/#!/tropiie --- いつも皆さんにtwitterつながりで貰ってばかりで、ありがたいことです。 --- twitter繋がりで、フリーペーパーを頂きました  http://tmp-soda.blogspot.com/2011/09/twitter.html twitter繋がりで、イベントのプロモCDを頂きました  http://tmp-soda.blogspot.com/2011/09/twittercd.html --- 今後とも、セレクトCDやフリペが出来ましたら図々しくも私まで送ってください。よろしくおねがいします。

She & Him「A very she & him Christmas」:針を落とすと、クリスマスはすぐそこに

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She & Him /  (2011) 今年のクリスマスアルバムはコレにしよう。 アナログ盤は、クリスマスverな真っ赤なクリア・カラー・ヴァイナル仕様。 「彼女と彼のクリスマス」そのままな邦題だけども良いなあ。 --- - リリース情報 - P-VINE,Inc. 「A Very She & Him Christmas」She & Him  http://p-vine.jp/music/3600 --- クリスマス前なのに、インディポップファンなどの間で話題になっていたので購入しました。彼らの名前は知っていたけど、アルバム買うのは初めてだったから楽しみでした。 同梱は、クリスマスカードなDLコードと、CDサイズのサイン入りタイトルリスト。それらが、これまた素敵な封筒に入って満足度が高いです。 他のオリジナルアルバムを聴いた事がないので、彼らのスタイルがよく分からないのですが、今回のクラシック・クリスマスカバーではフォーキーな感じを受けました。 ムーディーなZooey嬢のvoと、アコースティックなギターもまた雰囲気良いですね。柔らかいロウソクの炎のようなシンプルな伴奏が、しっとりとした夜によく似合いそうです。

レコードを欲しがる人がいるから、今でも普通に売ってる

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http://www.flickr.com/photos/jkgroove/2496197464 レコードショップJet Setの店員が、UKデイリーテレグラフ紙から取材を受けていました。 その取材の、質問内容に対する回答が興味深かったので、雑感を。 --- News | RECORD CD ONLINE SHOP JET SET 「アナログレコードはなぜ売れる?」 http://www.jetsetrecords.net/news/2010/10/post-44.php?t=1320407238 [引用]鶏と卵の話みたいですが、実は第一の理由は「アーティストが積極的に作るから」それが紛うことなき販売店やバイヤーの現場感覚です。 アーティストが作品として出して、それを欲しいユーザーがいるのですから、アナログレコードが売れることに何の不思議もない。 --- 2011年になっても、アナログレコードでのリリースが当たり前のようにあるなぁ、と感じていたのですが。(というか、アナログ無いの?って普通に思ってしまう自分が…) アーティストが積極的に作る理由って何なのでしょう。やっぱり買ってくれるお客さんが確実にいるから? こういうアプローチができるのはインディ系ならではと思うのですが、 ノエル氏 のようなメジャーなアーティストもアナログリリースしているので、販売数見込めなくても「サービス的要素」で意図的に発売しているのでしょうか。どうでしょうか。 --- [引用]昨年あたりから目立って増えた、「ダウンロードコード付き(便利でしょ?)アナログレコード」の存在も見逃せません --- 自分が購入する選択肢として、「アナログレコード+DLコード」がデフォルトになっているのは事実です。 そして私個人は、聴く媒体はどれでもいいけど、持っておきたいのはアナログレコード…というワガママな図式。  [音楽を聴く媒体]  アナログレコード=CD=音源データ  [購入の動機となる選択肢]  アナログレコード>CD=音源データ そんな「DLコード付き」という販売要素が、今でもレコード好きをしっかりと繋ぎ止めておき、デジタル環境とも仲良く暮らしていける一因ではないかなと思っています。