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Cullen Omori「the Diet」:メロディアス・ローファイな2ndアルバム

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Cullen Omori / the Diet (2018,LP,Sub Pop) 元Smith Westernsのフロントマン、Cullen Omoriによる2ndアルバム。 1stアルバム「New Misery」(2016)から、短い期間を経てリリース。 アナログ盤は見開き仕様、DLコード付き。限定のカラーヴァイナルと、通常盤があります。 Smith Westernsは当ブログでも、2013年上半期ベストに入るくらい好きなバンドでした。 Smith Westerns「Soft will」:甘酸っぱさは90sギターバンドの雰囲気  http://tmp-soda.blogspot.com/2013/07/smith-westernssoft-will90s.html メロディアスに哀愁さをプラスした「Happiness Reigns」は、まんまSmith Westernsでベストトラック。 Wild Nothing(US)〜Snail Mail(US)あたりのローファイさを感じる「Four Years」、ギターの音色に艶があって最高に好みです。 The Diet by Cullen Omori - Sub Pop Records  https://www.subpop.com/releases/cullen_omori/the_diet The Diet | Cullen Omori - bandcamp https://cullenomori.bandcamp.com/album/the-diet Cullen Omori(@CullenOmorii) - Twitter https://twitter.com/cullenomorii

Puzzles Y Dragones「Vuelven Puzzles y Dragones」:キラメキ・スパニッシュ・ギターポップな1stアルバム

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Puzzles Y Dragones / Vuelven Puzzles y Dragones (2018,LP,Discos De Kirlian) Miguel Lopez Brenas(Vo,Gt.) ら3人組を中心とした、スペインのインディポップバンド。 総勢9名が参加して作製された1stフルアルバムは、近年優良バンドを多数輩出しているDiscos De Kirlian(ESP)よりリリース。 アナログ盤は180g仕様、インサート歌詞カード、DLコード付き、限定150枚です。 [LP] PUZZLES Y DRAGONES/VUELVEN PUZZLES Y DRAGON - RECORD SHOP ANDY http://recordshop-andy.com/?pid=134199950 ギターの音色が心地よい、ほのぼのギターポップ「La chica del pelo gris」、きらめきアルペジオの「La huida de Víctor」。スペイン系バンドでは珍しい、ドリームポップ系イントロが哀愁を誘う「Memorias, sueños y predicciones」など、小粒揃いの優良アルバム。 同郷スペインの Me Enveneno De Azules (00’s,Elefant Records)や、 Happy Losers (90’s,Rock India)あたりを聴いた人ならピンとくるキラメキ・ギターポップが詰まってますね。 DK57 Vuelven Puzzles y Dragones by Puzzles y Dragones DK57 Vuelven Puzzles y Dragones | discosdekirlian - bandcamp https://discosdekirlian.bandcamp.com/album/dk57-vuelven-puzzles-y-dragones Puzzles y Dragones - Discos y Libros DE KIRLIAN  https://discosdekirlian.com/puzzles-y-dragones/

Dylan Mondegreen「A Place In The Sun」:北欧アコースティック・ポップ、穏やかでマイルドな5thアルバム

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Dylan Mondegreen / A Place In The Sun (2018,LP,Fastcut Records) オスロ在住(NOR)のSSW、Børge Sildnesによるプロジェクトの5thアルバム。 4th「Every Little Step」(2016)から2年と、彼にしては短いタームでのリリースです。 アナログ盤は300枚限定で、内150枚が日本国内での流通分。ホワイト・ヴァイナル仕様で、歌詞インサート、DLコード付きです。 DYLAN MONDEGREEN / A PLACE IN THE SUN (LP) - Fastcut Records http://fastcutrecords.com/?pid=136770103 ちなみに今回はCDのリリースは200枚のみで、昨今の流れからかアナログ盤とデジタル配信でのリリースがメインですね。しかもCDは「プロモ仕様」のようで、販売用で作製してる感じはないです。 彼については、1stの「 While I Walk You Home 」(2007)から、10年以上追いかけているんですが、アルバムを重ねるごとにマイルドになっていますよね。 リードトラック「A Place In The Sun」のオーケストラ・ポップでは、ストリングスとアコースティックギターを調和させるそのメロディに、最近の彼の輝きを感じます。 サビでの瑞々しさと女性コーラスがたまらない「Architect」、1stで魅せられた哀愁メロディとコーラスが最高な「Sunless Summer」など、今作も穏やかな時間が流れていきます。 近年、決して派手な枚数を売り上げては無いですが、根強い日本のファンに半分は支えられながらも、セルフリリースのように細ぼそと活動しており、これからも追かけていきたいアーティストの一人です。 A Place In The Sun by Dylan Mondegreen A Place In The Sun | Dylan Mondegreen - bandcamp https://dylanmondegreen.com/album/a-place-in-the-sun Dylan Mondegreen - Facebook https://www.

[FST160]V.A.「The Sound of Leamington Spa Vol.9」:お馴染みカルト・ネオアコ・コンピ、レミスパ・シリーズの有意義さ

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V.A. / The Sound of Leamington Spa Volume 9 (2018,2LP,Firestation Records,FST160) 通称”レミスパ”。 Firestation Records(以下、FST)恒例、レトロスペクティブ・コンピのシリーズ第9弾。 CDとアナログ盤でリリース。アナログ盤は2枚組み、見開き仕様で300枚限定。 シングル数枚を残して消えたバンド、カルトな人気を誇るバンド、まったく日の目を見ていないバンド…など、FSTレーベルオーナーUweが精力的に発掘し、音源化に毎回尽力を尽くしています。 FSTファンとして興味深いのは、この2018年にVol.8(FST155)、Vol.9と続けてリリースされたこと。レミスパ・シリーズの過去を振りかえると、同年リリースは2003年以来なんですよね。 [FST008] Volume 1 (LP/CD,2000)   [FST040] Volume 2 (LP/CD,2002) [FST050] Volume 3 ‎(CD,2003)   [FST060] Volume 4 ‎(CD,2003)   [FST065] Volume 5 ‎(CD,2005)   [FST075] Volume 6 ‎(CD,2009) [FST100] Volume 7 (CD,2013,inc.[V.A./Still Mad At Me?]) [FST155] Volume 8 ‎(LP/CD,2018) [FST160] Volume 9 ‎(LP/CD,2018) [FST] Firestation Recordsコンプリートへの道 (4) The Sound Of Leamington Spaシリーズ  https://tmp-soda.blogspot.com/2018/01/fst-firestation-records-4-sound-of.html この短期間でのリリースは、推測ですがレーベルオーナーUweがレア音源発掘時にFacebookを中心に情報提供を呼びかけていることはもちろん、SNSを中心とした人力検索、Youtubeでの過去音源など、以前より情報が集まりやすく、繋がりやすくなったことも関係あるのでは思っています。

The Last Detail「S.T.」:bandcamp

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The Last Detail / S.T. (2018) Mehdi Zannad(Fugu)、Erin Moran(A Girl Called Eddy)の男女ユニット。 Tahiti80のメンバーも参加した、デビューアルバムはElefant Records(ESP)よりリリース。 この秋〜冬がよく似合うフォーキー・ポップ。 The Last Detail by THE LAST DETAIL The Last Detail | Elefant Records - bandcamp https://elefantrecords.bandcamp.com/album/the-last-detail

[FST162]Candy Opera「Rarities」:前作が人気盤の80’sリヴァプール・ネオアコ、2010年新録を収録して続編をリリース

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Candy Opera / Rarities (2018,LP,Firestation Records,FST162) リヴァプール(UK)で80年代に活動していた4人組バンド。 無名にもかかわらず、前作のレトロスペクティブ盤「45 Revolutions Per Minutes」(2018,FST154)が、かなり話題となったようで早くも次作が登場! CDとアナログ盤でリリースされ、アナログ盤は300枚限定。 今作は、やや変則的な収録内容で、  A1〜A5:2010年の新録  B1〜B3:90年の発掘音源  B4〜B6:前作収録曲のデモVer となっているようです。 前作で魅了させられた、Prefab Sprout〜Atec Cameraのようなメジャー感のあるネオアコチューンはもちろん、ブリット・ポップ的なアプローチの曲もあったりして、ますます彼らを気に入りました。前作もっている人も「買い」です。 即Sold Outだった前作のアナログ盤(FST154) 余談ですが。 2018年8月に開催されたライブでの「What A Way To Travel」(今作にも収録曲)映像があるんですが、ライブ版だと、よりライト・ソウルなテイストが感じられて良いですね。 80年代当時、GO Discs!からのオファーや、Go-Betweensなどとライブを重ねていただけあって、さすがに”場慣れ”してる感もあります。 Candy Opera(@CandyOpera1) - Twitter  https://twitter.com/candyopera1 Candy Opera - Firestation Records http://www.firestation-records.de/CAT/fst162-candyopera-rarities.html

Neleonard「Un Lugar Imaginado」 : bandcamp

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Neleonard / Un Lugar Imaginado (2018) バルセロナの男女混合6人組バンド from Elefant。 ド直球なインディポップだった、 デビューアルバム がとても良かったですね。 この2ndも欲しいのだけど、日本に入ってくるのでしょうか? Un Lugar Imaginado by NELEONARD Neleonard(@Neleonard_band) - Twitter  https://twitter.com/neleonard_band Un Lugar Imaginado | Elefant Records - bandcamp https://elefantrecords.bandcamp.com/album/un-lugar-imaginado

Joey Dosik「Inside Voice」:メロウ・グルーヴ〜ブルー・アイド・ソウルな1stアルバム

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Joey Dosik / Inside Voice (2018,LP,Secretly Canadian) LA出身のSSW、Joey Dosik(ジョーイ・ドシク)の1stフルアルバム。 Mockyのサポートメンバーとしても2015年に来日していましたね。 アナログ盤は見開きジャケ仕様。カラーヴァイナルの限定盤と、通常の黒盤あり。自分は限定盤がなんとか間に合いました。 Coco O.(Quadron,DEN)をフィーチャーした、「Don’t Want It To Be Over」が最高! Firestationからもリリースしている Trambeat (London,UK)ばりのクラシックなグルーヴィー・ソウルが泣ける。 ピアノの旋律とストリングスをメロウに昇華させた「Inside Voice」。 そのスムースな彼のVo.を聴くと、その歌声さえ楽器の一部のように奏でられているんですよね。 もう何というかね…全編とろける夢見ごごちなスウィートさ。 Rhye (CAN)〜 Andre Solomko (FIN)あたりが好きな人にはオススメかも。 JOEY DOSIK - Official https://joeydosik.com/ Inside Voice | Joey Dosik - bandcamp https://joeydosik.bandcamp.com/album/inside-voice

Young Scum「S.T.」:90’sギターポップ〜インディ路線の泣きメロディ

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Young Scum / S.T. (2018,LP,Pretty Olivia Records) USバージニアの4人組みインディバンド、デビューアルバム。 Dropkick などの優良バンドをリリースしている、スペインのPretty Olivia Recordsより。 カセット&デジタルのみでのリリースでしたが、人気もあってか待望のアナログ盤をリリース。 カラー版インナースリーブ付き、300枚限定のプレスです。 (2018年10月現在、レーベル在庫は残り僅かの模様!) 久々のギターポップど真ん中路線で、90’sインディが好きな方は必聴でしょう。 「Wasting time」では懐かしきBrideshead(GER)ごとく、駆け抜けていくポップなギターメロディと、Chris SmithのVo.が泣けます。スウェディッシュ・ポップ路線の「Crying at work」もまた良い! ここ日本には入ってこないと思ったのでバンドへ直接予約して購入したのですが、名古屋のRecord Shop Andyで取り扱っているみたいなので、欲しい方はお早めに。 [LP] YOUNG SCUM/SAME - RECORD SHOP ANDY/レコードショップアンディ  http://recordshop-andy.com/?pid=135788149 Young Scum by Young Scum Young Scum - bandcamp https://prettyoliviarecords.bandcamp.com/album/young-scum Pretty Olivia Records - Official http://prettyolivia.bigcartel.com/products

Tahiti 80 「The Sunsh​!​ne Beat Vol. 1」: bandcamp

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Tahiti 80 / The Sunsh​!​ne Beat Vol. 1 (2018) 「Ballroom」(2014)以来、7thアルバム。 ギターポップ〜ソウルポップ〜ビートポップを散りばめた、Tahitiらしい楽曲が多いです。 アナログ盤は、”キウイ柄”カラーヴァイナル仕様。 The Sunsh!ne Beat Vol. 1 by tahiti 80 Tahiti 80 - bandcamp https://tahiti80.bandcamp.com/

[FST]Firestation Records、2018年秋のリリース作を発表

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(ども、FSTのサポーターです) 今回も3枚、アナログ盤にて即予約した!Candy Operaが個人的にはアツい。 https://t.co/vCOZaCdloF — Yoshinobu (@tmp_soda_rec) 2018年10月9日 全国のFirestation Recordsファンのみなさんこんにちは。 今年2018年秋のリリース作が発表されました。 [FST162] Candy Opera / Rarities:CD/LP [FST160] V/A / The Sound of Leamington Spa Vol 9:CD/2LP [FST159] The Mayfields / Compact & Bijou:CD/LP firestation records - disquesbluevery  http://blue-very.com/?mode=grp&gid=1590223&sort=n 嬉しいことに3作とも アナログ盤 がリリースされます。 おそらく今回も300枚程度のプレスかと思いますので、欲しい方は予約必須でしょう。 (FSTは、アナログ盤のリプレスはしません!) [FST162]Candy Opera「Rarities」は、前作「Candy Opera」(FST154)から短期間でのリリース。 未発表曲やデモトラックを中心とした、レアトラック集になる模様です。 [FST159] The Mayfields「Compact & Bijou」、レトロスペクティブな発掘音源集です。 Ambition RecordsやBus Stopなどから、7インチしかリリースしていないジャングリー系ギターポップ・バンドだったと思います。 そして、[FST160]「The Sound of Leamington Spa Volume 9」もまた、「Vol.8」(FST155)から短期間でのリリース。発掘ペースが上がってるのでしょうか? トラックリストは以下のとおり。 — The Flex – You Lose The Persuaders – You Turn Me On (1986) Chinese Gangster Element

Hater「Siesta」 : bandcamp

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Hater / Siesta (2018) スウェーデンのインディポップバンド、2ndアルバム。 線が細めな女性Vo.に、スウィートなメロディがGoodマッチ。 Siesta by Hater hater(@haterrmusic) -  Twitter  https://twitter.com/haterrmusic Siesta | Hater - bandcamp https://haterfire.bandcamp.com/album/siesta

Petal 「Magic Gone」:メラコンリーな女性SSW、2ndアルバム

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Petal / Magic Gone (2018,LP,Run For Cover) ペンシルバニアのSSW、Kiley Lotzによるソロプロジェクト。 デビューアルバム「Shame」(2015)以来の2ndアルバム。アナログ盤は、カラーヴァイナル仕様、DLコード付きです。 アコースティック一本で捧げられた、タイトルトラック「Magic Gone」を聴いていると、Aimee Mann(US)を思い出すんですよね。 このナイーブな感じ、久しぶりにゾクゾクするし、感傷的にもなります。 リードトラック「Better Than You」では、オルタナでドライヴィンなサウンドを聴かせてくれたと思うと、次の「Tightrope」ではメランコリーに歌い上げる。 この振り幅はなんだろうかと思うと、彼女自身の内面で思い悩んでた時期もあり、その不安定さや衝動から来ているものなんでしょうか。 前述のAimee Mann(US)やBeth Orton(UK)、最近ではSnail Mail(US)ファンあたりにオススメです。

Bart and The Bedazzled「Blue Motel」:ブルーアイドソウルmeetsネオアコなロマンティック・アルバム

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Bart and The Bedazzled / Blue Motel (2018,LP,Lovemonk) LAのSSW、Bart DavenportがThe Bedazzledを率いての、7thアルバム。 アナログ盤はインナースリーブ入り、140g仕様。 Prefab Sprout(UK)ライクな、「Blue Motel」リードトラックから期待大。 ファンク調ギターがシビれる「What's Your Secret (Cleo)」は、ホーンも入ってブルージーに酔いしれます。 少し洒落た「The Amateurs」あたりは、AOR系やReal Estate(US)っぽくもあり。 無機質なジャケからは想像できませんが、内容はロマンティック路線で、”ブルーアイドソウルmeetsネオアコ”路線が好きな人にオススメですよ。 Bart Davenport - bandcamp https://bartdavenport.bandcamp.com/ Bart Davenport - Official http://www.bartdavenport.com/

Dylan Mondegreenニューアルバム「A Place In The Sun」が、Fastcut Recordsにて予約スタート

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【NEW RELEASE / 11/9(金)発売】 Dylan Mondegreen『A Place In The Sun』(LP) ノルウェーのSSW待望の新作アルバム!プロデューサーにIan Cattを再び迎えた北欧産アコースティック・ポップ傑作! 本日より予約開始しました→ https://t.co/PfkovdyJdb pic.twitter.com/OPybGC4nV8 — fastcut records (@fastcutrecords) 2018年9月29日 【予約】DYLAN MONDEGREEN / A PLACE IN THE SUN (LP) - Fastcut Records http://fastcutrecords.com/?pid=135570211 待ってました! ノルウェーのSSW、Dylan Mondegreenが、2018年11月に5thアルバムをリリース。 限定のアナログ盤は300枚プレス、うち日本国内流通は 150枚 。 彼のソングライティングの良さに惹かれ、1stから追い続けています。 前作「 Every Little Step 」(2016,Shelflife)の延長のような、美しいアコースティック感覚です。 A Place In The Sun by Dylan Mondegreen

Her’s「Invitation To Her’s」:bandcamp

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Her’s / Invitation To Her’s (2018) UKリヴァプールのインディポップ・デュオ。 シングルコンピ「Songs of Her’s」(2017)に続く、デビューアルバム。 ネオアコライクなギターの音色に載せた、ドリーム・ポップ〜ソフト・ポップ。 Invitation To Her's by Her's Her’s - Official  http://www.thatbandofhers.com/ Her's(@ThatBandOfHers) - Twitter  https://twitter.com/thatbandofhers

Alpaca Sports「From Paris With Love」 : ギターのアルペジオとコーラスが美しい、スウェディッシュポップの普遍性

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Alpaca Sports / From Paris With Love (2018,LP,Elefant Records) from Sweden、優良インディポップバンドの5thアルバム(ミニアルバム含む)。 今や、Elefant Records(ESP)の看板バンドとなった彼らの最新フルアルバムです。 先行で日本盤CDをリリース、アナログ盤はホワイトヴァイナル仕様、DLコード付き、500枚プレス。 ホーン&パラッパコーラス入りのClub8(SWE)チックな哀愁系「Feel Like Going Home」、キュート・ジャングリー・ギターポップ「Books I've Read」。 そして、ギターのアルペジオとコーラスが美しい「A New Boyfriend」あたりは、彼らの真骨頂でしょう。 このアルバム内での 個人的ハイライト は、先行MVリリースされた「Summer Days」。 イントロからthe Style Council(UK)〜Gold Stoned(GER)ばりのクールなギターでビックリ。 ソウルフルなメロディからは初期Lucky Soul(UK)〜the School(UK)あたりも思い出させ、スウェディッシュポップファン以外も聴いてほしい一曲ですね。 インディポップ系を普段聴かないリスナーからすれば、「どれも同じようなメロディ」とも受け取れる(笑)普遍性が逆に良くて、デビュー当時からスタイルを崩すことなく、キラキラなスウェディッシュ・ポップを届けてくれます。 しかしその姿勢は、けっこう貴重な存在でもあって、個人的には初期Acid House Kings(SWE)の後継バンドとして推していきたいですね。 Alpaca Sports(@AlpacaSports) - Twitter  https://twitter.com/alpacasports Alpaca Sports - Elefant Records  https://elefant.com/bands/alpaca-sports

Spinn「Shallow」 : Youtube

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Spinn / Shallow (2018) UKリバプールの4人組バンド。 疾走感のあるドリームポップ。爽やかなサビと、クリアなVoが好み。 SPINN 🌀(@spinn_band) - Twitter  https://twitter.com/spinn_band SPINN - YouTube  https://www.youtube.com/channel/UCJ7pN6Yw5trYuouMTt-y0Nw

Glaciers「Living Right」:ドリーミー・オージー・ギターポップのデビューアルバム

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Glaciers / Living Right (2018,LP,Meritorio Records) オーストラリアMelbourneより、4人組のドリームポップ・バンドのデビューアルバム。 リリースはスペインMadridのインディレーベル、Meritorio Recordsよりデジタルとアナログ盤でリリース。 アナログ盤は限定274枚プレス、DLコード付きです。 ちなみに同レーベルは他にも、Smokescreensや、Stephen's Shoreなど、良いバンドがいるんですよね。 このアナログ盤、日本には入ってこないだろうと思い、本人たちから買おうとしたのですが、送料が高くて断念してました。 しかし、名古屋のRecord Shop Andyに入荷していることを聞き、即注文しました。 RECORD SHOP ANDY/レコードショップアンディ  http://recordshop-andy.com/ もう、このジャケットだけで暑い夏を乗り越えられそうなんですが、さらに1曲目「Winter」のドリーミーなイントロでも体感温度を下げてくれます。Swimming Tapes(UK)ライクな、そよ風ギターのアルペジオが今時のドリームポップですね。 00’s USインディポップ風なメロディに、甘めのギターが載っかる「Career Crisis」が彼ららしくて、アルバム全体の淡々とした雰囲気も、クラシックなギターポップ・ファンにも気に入ってもらえると思います。 Living Right | Meritorio Records - bandcamp https://meritoriorec.bandcamp.com/album/living-right-2

Dylan Mondegreen「The Best Things」: Youtube

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Dylan Mondegreen / The Best Things (2018) Out now! pic.twitter.com/JMwoX6Bec9 — Dylan Mondegreen (@dylanmondegreen) 2018年9月4日 New single out today, feat. Maria Due: https://t.co/VkGJCAJvHr — Dylan Mondegreen (@dylanmondegreen) 2018年8月31日 ノルウェーのSSW、Dylan Mondegreenがニューシングルをリリース。 2018年9月にはニューアルバムを、CDとアナログ盤にてリリース予定。 A Place In The Sun LP/CD/digital out 28 September. Photo: Julie Pike pic.twitter.com/hTwZhfUxcZ — Dylan Mondegreen (@dylanmondegreen) 2018年8月13日 下記Youtubeは、6月に先行リリースされた「A Place In The Sun」。 Dylan Mondegreen(@dylanmondegreen) - Twitter  https://twitter.com/dylanmondegreen Dylan Mondegreen - bandcamp https://dylanmondegreen.com/

Dropkick「Longwave」:TFC直系エバーグリーンなコーラスワークが泣けるギターポップ

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Dropkick / Longwave (2018,LP,Pretty Olivia Records) 2001年結成、オルタナ〜パワーポップ〜ギターポップ系UKバンド。 この「Longwave」は、Yoang Scumなどのリリースもある、スペインのPretty Olivia Recordsより。 メンバーの変更があったり多作な活動もあって、オリジナルアルバムとしては通算15作目(らしい)ですが、初めて彼らを購入しました。 tr.1「Out of Tune」からもう、 Teenage Fanclub直系 。 久しぶりのストレートでエバーグリーンなギターポップに一目惚れ。 CD、アナログ盤、デジタルでリリース。アナログ盤は300枚限定。 このアナログ盤は日本でも探したんですが、売っているところが見つからなかったため、Bandcamp経由でメンバーより直接購入(16.0GBP+送料9.0GBPでした)。 ちなみにサインをお願いしたら、快く引き受けてくれました! Longwave | Dropkick - bandcamp https://dropkickmusic.bandcamp.com/album/longwave 前述のように、もろTFC「Songs From Northern Britain」(1997)の雰囲気なんですよね。 コーラスワークや、ギターの鳴り具合が「Ain't That Enough」な、tr.3「It's Still Raining」。 Vo.始まりのスローバラードtr.7「All I Understand」は、彼らの聴かせる歌声と、サビで泣ける。 「日本盤CD」までは難しくとも、認知度が上がれば日本でも、そこそこ売れるとは思うんですがいかがでしょうか(ジャケット変えて、15年くらい前に売ってたらバカ売れするかな?) Dropkick - Official Website  http://dropkickmusic.co.uk/ Dropkick(@dropkickmusic) - Twitter  https://twitter.com/dropkickmusic

Arsenic! 「What Tone Colors The Whole?」 : bandcamp

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Arsenic! / What Tone Colors The Whole? (2018) NY在住、Tony Fischetti、John Mazzoni、Vera Fannyの3人組バンド。 ジャーマン・ネオアコっぽいメロディ「What Tone Colors The Whole? 」、直球インディポップな「Amy」、ともに良! What Tone Colors The Whole? by Arsenic! What Tone Colors The Whole?  / Arsenic! - bandcamp https://arsenic3.bandcamp.com/album/what-tone-colors-the-whole Arsenic!(@mbArsenic) - Twitter  https://twitter.com/mbArsenic

Foliage「III」 : bandcamp

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Foliage / III (2018) San Bernardino(US,California)在住、ManuelのユニットFoliage。 カセット、アナログ盤、デジタルでリリース。 Real Estateっぽいギターの音色が気持ち良い。 III by ❀ Foliage ❀ ❀ Foliage ❀ - bandcamp https://foliagemusic.bandcamp.com/ ❀ Foliage ❀(@Foliage_Man) -  Twitter  https://twitter.com/Foliage_Man

ニューリリース:Cherry Redより3枚組BOXコンピ「C89」、日本盤はカセット付き仕様

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Various Artists / C89 (2018,3CD,Cherry Red Records) Cherry Red(UK)より、インディーシーン回顧録シリーズの最新作「C89」がリリースされました。 UKオリジナルは3枚組CD、ブックレット付き、BOXセット。日本盤ではさらに、カセットテープ(12曲入り)も付いてきます。 元々はRough Trade(UK)からリリースされたアナログ盤「C86」(1986,ROUGH 100)があり、なかば伝説化していたのですが、2014年にCherry Redが3枚組CD「C86 -Deluxe Edition-」(CRCDBOX12)としてリイシュー。 リマスター化や、デラックス仕様ともあって再人気となったようです。 以降、C87 (2016,3CD,Cherry Red,CRCDBOX26) 、C88 (2017,3CD,Cherry Red,CRCDBOX36)とリリース。一部派生のような、CD86(2006,2CD,Sanctuary Records,CMEDD1420)もあったりしますね。 トラックリストは以下の通り DISC ONE: 1. COME IN COME OUT –The La’s 2. TOM VERLAINE – The Family Cat 3. WHICH WAY SHOULD I JUMP – Milltown Brothers 4. NOTHING – The Telescopes 5. INSIDE OUT – Brighter 6. LIONS – New Fast Automatic Daffodils 7. LET IT HAPPEN – Red Chair Fadeaway 8. DO IT AGAIN – Korova Milk Bar 9. ADAM’S SONG – The Sun And The Moon 10. WHITE PEARL – Bobby Scarlet 11. IT’S A BEAUTIFUL DAY – The Ogdens 12. FREEDOM TRIP – The Seers 13. THAT’S WHERE CAROLINE LIVES – The Candy Darlin

[FST157]Daniel Takes A Train「Style, Charm And Commotion」:ブラスセクションがメロウな、80’sネオアコの発掘音源

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Daniel Takes A Train ‎/ Style, Charm And Commotion (2017,LP,Firestation Records,FST157) Firestation Recordsのレトロスペクティブ・シリーズ、2018年夏版より。 Vo.のPaul Bakerと、ギターDan Syngeを中心とした、UKの5人組バンド。 活動歴は1986年からと長く、これまでデモテープ(1988,Self-Release)、シングルCD「One Last Dream ( Youtube )」(2006,Manic Records)をリリースしています。 このアルバムはCDとアナログ盤でリリース、アナログ盤は300枚限定。 すでにレーベル在庫が少ないらしいので、未聴の方は早めにレコ屋へ注文が良さそうです。 firestation records - disquesbluevery  http://blue-very.com/?mode=grp&gid=1590223&sort=n [LP] DANIEL TAKES A TRAIN/STYLE, CHARM AND COMMOTION - RECORD SHOP ANDY http://recordshop-andy.com/?pid=134296256 DANIEL TAKES A TRAIN / STYLE, CHARM & COMMOTION (LP) - Fastcut Records  http://fastcutrecords.com/?pid=134223198 リードトラック「I Don't Want This Love To Last Forever」。 晴れやかに吹き上がるイントロのブラスセクションから、サビの泣き具合とコーラスまでパーフェクト。Somewhere Over England、Danny Wilson、Andy Pawlakあたりを思い浮かべます。 80'sネオアコによく見られる、やや線の細いバンドサウンドとはやや違って、ホーンやピアノのアレンジが豪華なんですよね。商業的というか。 ファンカラティーナ的なパーカッションが入った曲や、女性コーラスが映えるポップス路線の曲もあった

Sobs「Telltale Signs」:往年のスウェディッシュ・ポップ感に、可憐な歌声が映えるシンガポール・インディ

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Sobs / Telltale Signs (2018,CD,Middle Class Ciders) シンガポール在住、男女混合3人組インディ・ポップバンドのデビューアルバム。 当初、bancampでカセット&デジタルリリースのみでしたが、ここ日本での反響が大きかったのか、なんと”日本独自盤CD”としてLiricoよりリリースされました。 CDは紙ジャケの見開き仕様で、なんとボーナストラックに Rocktshipカバー 「I Love You Like The Way That I Used To Do」というオマケ付き。 すこし甘めのVo.セリーヌと、アタック感のある弾けたメロディが、往年のスウェディッシュ・ポップthe Cardigans(SWE)を彷彿とさせる「Party Song」。 Late90’sギターポップ+ドリームポップな「Astronomy」は、より一層可憐なVo.を際立たせる好曲。 前述したように、「 I Love You Like The Way That I Used To Do 」も、イントロから彼女たちらしいバースト感で駆け抜けていきます。たぶん往年のRocktshipファンも納得の出来栄えなので、ぜひCD買って聴いてみてください。 Telltale Signs by Sobs Telltale Signs | Sobs - bandcamp https://sobs.bandcamp.com/album/telltale-signs Sobs(@sobshaha) - Twitter  https://twitter.com/sobshaha

Optic Nerve Recordings、ネオアコ7インチが毎月発売される、リイシュー・シリーズを注文しました

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「SIDDELEYS, THE - WHAT WENT WRONG THIS TIME?」がリイシューされるのに、日本ではあまり話題になっていないよう…なので紹介! McCarthyや、The Monochrome Setのリイシューを手がけている、イギリスのOptic Nerve Recordingsより面白い企画が出ています。 「Optic Nerves Monthly 7" Reissue Series」 と題して、クラシックなネオアコを7インチリイシューして、まるで”ディアゴスティーニのように”毎月リリースされます。 1枚のみで買うこともでき、値段は7.49GBPなのですが、12枚まとめて買うと60.0GBP(5.00GBP/1枚)とディスカウントもききます。 OPTIC SEVENS 12x7" SINGLES SUBSCRIPTION – Optic Nerve Recordings https://opticnerverecordings.com/products/optic-sevens-12x7-singles-subscription?variant=8646818037871 なんと、日本へもシッピング可能でしたので、早速まとめて注文しました。 60.0GBP + 送料18.0GBP = 78.0GBP (約11000円) (レート 1.00GBP=145円 2018.8初旬) 送料は配送回数によって細かく指定できるのですが、来年2019年3月(!)に一括で12枚届く、一番安いのを選択。Paypalで先払い済みですが、 はたして本当に届くのでしょうか?笑 Optic Sevens、ぼちぼちSold Outが増えてきて12枚セットもあと残り20とのこと。全12枚セットはディスカウント効いて来年3月一括配送だと送料込み12000円くらいだったと思います。果たして日本に何枚入るのか?さらに来年5月、Vol.2も考えてるみたいです。以上、メルマガより。 https://t.co/lUiO4ANr2N — tarai (@tarai73) 2018年8月1日 プレス枚数は各500枚ですが、今の予約段階でSoldも出ているので、注目してる人も多いんでしょうか。 マニアックすぎ

Rush Week「Feels」 ソウル〜ボッサ〜ディスコ、そして艶のあるVo.が魅力的なデビューアルバム

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Rush Week / Feels (2018,LP,Elefant Records) なによりジャケが良い! USフィラデルフィアのRachel K. Hainesと、James Benjamin Thomasの男女ユニット、デビューアルバム。 アナログ盤は500枚限定プレス、ホワイト・ヴァイナル仕様で、DLコード付き。 イチオシの曲。 中期のEverything But The Girl(UK)のアダルト感を彷彿とさせる、ボッサ・ポップな「Under The Gun」。そよ風のようなコーラスとメロディが、”Elefantから出ている”のを忘れるくらいです。 イントロからスッとVo.が始まるのがまた良い! 軽快なビートポップ「Last Dance」や「Be Like Mike」のロマンティックさは、Club 8(SWE)〜Rhye(US)ライクなエレクトロ方面のインディポップが好きな人にもオススメ。 インディポップ〜ソウル〜ボッサ〜ディスコ・ポップとカラフルにジャンルを横断し、ジャケ通りのドリーミー&ロマンティックな一枚。 このアルバムの完成度を高めているのは、たぶんRachelの艶のあるVo.なんですよね。 Elefantのレーベルカラーを考えると、”良い意味で裏切られる”オススメのアーティストです。 Rush Week(@rushweektheband) - Twitter  https://twitter.com/rushweektheband Rush Week - Elefant Records https://elefant.com/bands/rush-week

[FST] Firestation Recordsコンプリートへの道 (5) 2017年〜2018年春 直近のリリース群と、プレス枚数の近況など

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全国のFirestation Recordsファンの皆様こんばんは。 この2018年夏の3作品も、はるばるベルリンから日本まで、もうすぐ到着しそうですね。 きた!Firestationレトロスペクティブ、今回も @disquesbluevery にて3枚ともLPで、即予約しました。 https://t.co/jp8prkQYyq — よしのぶ (@tmp_soda_rec) 2018年7月30日 firestation records - disquesbluevery  http://blue-very.com/?mode=grp&gid=1590223&sort=n 今回は2017年〜2018年春かけての直近リリース群を振り返ってみたいと思います。 近年、FSTのリリースペースが素晴らしく順調で、とくに2017年は11作品を世に出しています。 (発売日順) FST155 V/A / The Sound of Leamington Spa Vol.8 - 2xLP/CD FST154 Candy Opera / 45 Revolutions per Minute - CD/LP FST153 Big Red Bus / Youth and other Hiccups - CD FST152 Twelve Angry Men / s/t - CD FST151 Love Parade / Out to Sea - LP/CD FST150 The Siddeleys / Songs from the Sidings - CD/LP FST149 Elephant Noise / Remember the Big Time - CD FST148 The English McCoy / A Collection - CD/LP FST173 The Bodines / Shrinkwrap - 12" FST147 The Pressure Group / All Of This And More - CD FST146 Asia Fields / Goodbye Frank - CD/LP FST145 KEEN / Waiting - CD/LP FST144 Pe

最近聴いて良かったもの Cullen Omori、Chris Velan、Wild Nothing

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Cullen Omori / Happiness Reigns / Four Years 2nd「The Diet」が、もうすぐSUB POP(US)からリリース予定。 ソロになってからも、元 Smith Westerns らしい蒼さと甘さを、ほのかに残した感じが好き。 Cullen Omori - Sub Pop Records  https://www.subpop.com/artists/cullen_omori The Diet | Cullen Omori - bandcamp https://cullenomori.bandcamp.com/album/the-diet Wild Nothing / Letting Go / Partners in Motion 先行で公開された2曲とも良かったので、ニューアルバム「Indigo」が待ち遠しい! あと、最近アナログリイシューされた「Gemini」の方は、まだ買っていない…。 Indigo | Wild Nothing - bandcamp https://wildnothingct.bandcamp.com/album/indigo Chris Velan / All Time Record 9月に7thアルバム「Amateur Hour」をリリース予定、カナダMontrealのSSW。 牧歌的なポップソングが心地よい。 chrisvelan(@chrisvelan) - Twitter  https://twitter.com/chrisvelan Amateur Hour | Chris Velan  - bandcamp https://chrisvelan.bandcamp.com/album/amateur-hour

Snail Mail「Lush」ソリッドなギターと感傷的なオルタナ感

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Snail Mail / Lush (2018,LP,Matador) たぶんこのブログを見ている方は、きっと手にしている人も多いはず。 日本でも旋風を巻き起こしつつある、USのローファイなバンド”Snail Mail”こと、SSWのLindsey Jordan。 今年2018年には早速来日ライブも組まれたのが驚きでした。 SNAIL MAIL|LIVE INFORMATION - SMASH http://www.smash-jpn.com/live/?id=2956 Pitchforkからも高評価を受け、若くして名門Matador(US)から、このデビューアルバム「Lush」をリリース。 ジャケのデザインが印象的なので、だんぜんアナログ盤をオススメします。 Lush by Snail Mail アルバムを通してのローファイかつ、90’sオルタナの雰囲気はJamse Iha(US)を思い出させるし、いい意味で"まとわりつくような粘着性"のある、そのメロディは聴くほどにクセになります。 特にtr.4「Heat Wave」が好きなんですが、AメロではSSWらしい哀愁的なアコースティック基調で”うた”を聴かせ、徐々に駆け上がっていくサビでのバースト感がたまらないです。PVでのギターを弾く姿もカッコイイ。 過去に、16歳で地元のパンクレーベルからEPをリリースしていただけあって、キャリア的にはそこそこ有ると予想できますが...。 年齢で音楽性を評価したくは無いのですが、それでも若干19歳で、このシンプルさの奥にある感傷的なギターのメロディと、けだるいVo.の表現力が驚きです。 暑い夏ですが、ソリッドなギターアルバムをターンテーブルに載せっぱなしで、だらだらと聴くのもオツかと思います。 Snail Mail - Official https://www.snailmail.band/ Snail Mail - bandcamp https://snailmaillush.bandcamp.com/