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2010年;気に入ったアーティスト

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本来なら「ベスト10」と発表したいところですが、 2010年は、ほとんど新譜を買わなかったので…。 なので、私が気に入ったアーティストを3組ほどエントリーしてます。 the School ビジュアル、アートワーク含めストライクです。 少しハスキーがかったvo、ゴージャスにアレンジされた甘いメロディに釘付け。 Exlovers ロンドンから聞こえてくる、少し悲しみを含んだギターポップ。 ソリッドなギターと、エフェクトを聴かせた歌声は、なぜか清涼感も感じます。 Magic kids 春の陽気に誘われるがごとく、流れるハーモニーライン。 USインディの底力さえ見え隠れする素敵な7人組。 インディ界では良作は続いているようですので、 2011年は今年以上に新譜買いをどんどんしていきたいものです。

The Pearlfishers「Sky Meadows」:心の琴線に触れるメロディ

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The Pearlfishers/Sky Meadows(2003) 非常に息の長い活動を続けている、Marinaからリリースのスコットランドのバンド。 --- [Official Web] http://www.pearlfishers.co.uk/ --- ハーモニーもさることながら、心の琴線に触れる繊細なメロディラインは、どの曲を切り取っても輝いています。 この哀愁感とエバーグリーンな感じを醸し出せるアーティストは、自分に取ってはストライクでもあります。 ※こちらは収録曲ではありませんが…

そういえば先週Mac買いました。

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iMac 21.5inch 3.06Ghz/Mac OSX 10.6 音楽とは関係無い話になります…。 Webクライアントや、クラウドサービス系を使う事が多くなったので、 「OSは何でも良いんじゃない?」と天使のささやきが。 なので、先週Mac買いました。そう、人生初のMacデビューです。 Finderの使い方に少々手こずっておりますが、SpacesとかAutomatorあたりが、便利すぎるんですけど。 あと、やっぱりインターフェイスがWinより柔らかいですね。 以下、メモ書き。購入後1週間、2010/12/10現在の状況 Google Chrome:ブラウザ Reeder:RSSリーダー TweetDeck:ツイッタークライアント Evernote:クラウドメモ OpenOffice:オフィス系対応 Skitch:スクリーンキャプチャ 他 VLC:多コーディックなメディアプレーヤー DropBox:クラウドストレージ GoogleNotifier:通知ソフト などをとりあえず実装して、iPhoneや他のWinPCとの同期準備はひとまず完了。 ちょっとずつ楽しんでいこうと思います。

Handsomeboy 「Technique/Beside The Fountain」:ディスコメロウな気分

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Handsomeboy Technique/Beside The Fountain (2009) カッティングギターと、Phoenixを彷彿とさせるクールなトラック。 ポップサイドからも気になる、ディスコな雰囲気が心地よい一曲です。

Bonnie Pink「Do You Crash?」:悲哀のギターリフで思い出す

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Bonnie Pink / Do You Crash?(1996) ラジオから流れてきた、悲哀の感情がこもったギターリフに心奪われる…。 押し流される感情のメロディと、歌詞に惚れた高校時代の思い出の1枚です。 トーレ・ヨハンソンプロデュースの、このマキシシングルには、 Bサイドにも「One Night With Chocolate」という名曲も。

「忘れられない一日」になるか?:ビートルズの音楽配信がスタート

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本日(2010/11/17)、Apple.incのiTunes Storeよりビートルズの音楽配信が開始。 まずは、私のビートルズに対する知識  ・好きだが、「良く聴いている」では無い  ・赤、青、白を所有(全てアナログ、マトリックスとかは良く分らない)  ・他のアルバムの名前は言えない  ・バンドの歴史とか、過去の訴訟内容はあんまり知らない …ファンから見たら目を疑うようなスペックなので、どこに対して驚いたり、興奮したら良いのかまだ良く分っていません。 ただ、世界で一番有名なアーティストが躍り出たことにより、特に、音楽を普段はあまり聴かない層に対してのブレイクスルーになれば面白いなと思っています。 数年後振り返った時に、「音楽配信が身近になったは、ビートルズがiTSで配信されたおかげ」と思えるくらいに。 そうすれば、自分自身が「忘れられない一日」になるかなと思っています。

the School「Loveless Unbeliever」見つめる視線のジャケが反則

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the School/Loveless Unbeliever (2010,CD) ジャケで即死ですね。 気になっていましたが、今更アナログ買えないのでボートラ収録の日本盤CDを購入。 Twa toots~Club 8~Lucky soul周辺を思い起こさせる、ドリーミー具合が素敵です。 キュート!というより、少し哀愁を帯びた歌声がメロディにしっかり乗っかってるのもまた良いです。

Amazonでも音楽配信へ:音楽に対する様々なリーチの仕方

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Technics SL-1200MK3 / my TurnTable Photo by Tmp_Soda_Rec 2010年11月、Amazon.co.jpでもmp3での音楽配信がスタートしました。アーティストをサーチした際に、CDと並列にmp3音源が並ぶ光景は画期的だと思います。 同時に、配信プラットフォームを独占してきたiTunesストア以外の選択肢も増えて、ユーザーにとっては良い事かもしれませんね。 --- Amazon.co.jp: MP3ダウンロード  http://www.amazon.co.jp/MP3-%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89-%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E9%85%8D%E4%BF%A1-DRM%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC/b/ref=sa_menu_dmusic1?ie=UTF8&node=2128134051 --- 私は、mp3音楽配信とか、ダウンロードコードURLでのリリースなど、データ媒体での音楽の聴き方自体は賛成です。 それぞれの趣味とか思想で音楽をストックしておけば良いし、家ではレコード、車ではCD、出先ではmp3と、さまざまなリーチの仕方があったほうが良いのでないかと思っています。 「いつでも、どこでも、だれでも」といった、ユビキタス的に音楽に触れ合える機会が増えてくることは、ヘビーリスナーにとってこそ、理想的な環境になりつつあると思っています。 --- そしてアナログレコードファンとして考えたとき。 ジャケを開いて、プレーヤーへ乗せて、A面終わるとひっくり返して、・・・と音楽を聞くことに対しての「敷居の高さ」も、ある意味贅沢な趣味ではないかと思っています。 自分自身の理想としては、「アナログ盤+mp3ダウンロードコード付き」ですが、まだまだ少数な要望かもしれませんね。

カジヒデキとリディムサウンター「TEEN FILM」:海を見に行かないか?

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カジヒデキとリディムサウンター/TEEN FILM (2010) 久し振りに聴いた日本語の歌詞は、甘すぎるフレーズでした。 [引用]帰りたくないなら 海を見に行かないか?          夜明け前のハイウェイ 突き抜けて僕らのブリース               -カジヒデキ/パラソルでグッバイ- こんな歌詞に、哀愁コーラスとホーンが素敵に絡む楽曲は、まさにカジくんワールド。 カジくんは1st「ミニ・スカート」より聴き始めて、当時は次々と繰り出される甘メロ・直球ギターポップに卒倒でした。続けて、在籍していたBridgeを一通り聴いたあと、再度カジくんへ戻って2nd~4thあたりまで聴いておりました。 そして、久し振りに購入した今回のアルバム。 リディムサウンターは初めて聴いたのですが、疾走系のタイトなリズム、カラフルなパーカッション、カッティングの効いたギターなど、このコラボレーションはとてもマッチした感じじゃないかと思います。 レモネード、ガール、レモン、恋、パラソル・・・タイトルでのフレーズだけでも赤面させてくれるカジくんのメロディは、数作ぶりに聴いても健在でした。

同年代から覗く音楽感覚:SNOOZER 2010/12月号

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SNOOZER 2010/12月号 #082 10月下旬、twitterやブログにて話題に上がっていた「SNOOZER」を野次馬的に買ってみました。 なぜ一部の間にて話題になっていたかと言えば、今号の特集でもある「洋楽滅亡カウントダウン」内。 特定媒体の固有名詞を上げていたのですが、その内容自体が間違っており、即座に当事者や外部よりツッコミが入り修正が入った記事でした。 ・・・内容自体は購入して読んで頂くとして、その特集内の座談会に参加していたのが  田中亮太氏:81年生まれ 28歳  小林祥晴氏:79年生まれ 31歳 ずばり私と同年代です。 最前線で音楽に携わっている彼らの視点と、自分の感覚を重ね合わせながら読んでいくと、面白い内容でした。 2人の発言は年齢が重なるので、聴いてきた音楽感覚とかリアルタイム感が非常に伝わってきました。 座談会の「音楽を聴くことのステータスとスノッブ感」の項目にて、  田中宗一郎氏「(略)スヌーザーに載ったら、もうアウトだね、ぐらいの感覚じゃない?乱暴に言うとね。」   亮太氏「乱暴に言うとそうですね」                       SNOOZER #82 P99より引用 このスノッブ感は、私も確かにあったので大いに頷きました。 私自身、20歳前後にインディを盛んに掘っていた当時は、「音楽雑誌に載る前に聴く」とか「日本盤が出たら終わり」とかトンデモな考えをしておりました。 今考えると生意気な私ですね。情報自体はレコード屋に教えてもらった二次情報なのに。 当時は、現在よりも音楽雑誌を良く買っており「米国音楽(英国音楽)」「MARQUEE」「クッキーシーン」など愛読しておりました。 ・・・現在のところ全くの受身姿勢になっており、Webでのレビューや、TL上での流れてくる音楽などを参考に、”確実性の高い”ものばかり聴いているような気もします。 twitterやブログなど皆さんの記事などで積極的姿勢を見ていると、以前のような前のめり感をかき立てられる時もあります。 久しぶりに買った音楽雑誌は今まで見向きもしなかった(失礼!)「SNOOZER」、いろいろ考えさせてくれてありがとうございます。

レコード・コレクター紳士録:清々しいストイック感

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レコード・コレクター紳士録 / 大鷹俊一(1999) 人のレコード棚を拝見するのは楽しいですね。 それと同様に、レコードにまつわる書籍を読むのが好きなので、細々と読んでおります。 この本は、日本全国”その筋”のレコード・コレクターが紹介され、その人自身が育んできたであろうレコード人生が綴られたアナログ道&レコ棚紹介です。 レコード棚の中身というより、当時の状況や、(今となってはレア盤となった)レコードの入手の様子など、読んでいるこちらがドキドキする展開です。 --- 収録されていた一人、山下達郎氏のコメント [引用]本読まない、服なんて絶対買わない。(略)服買うお金あったらレコード買ってたんだから。殆ど立身出世物語みたいになってきたなぁ。 --- ごめんなさい。 私は、食べ物・着るものすらガマンしてレコードを購入するハングリー精神とストイックさ、自分は全く持ち合わせておりません。 というか昭和時代の音楽好きは、みんなこんな感じだったのかなというのが垣間見えた一文でした。 内容が非常に面白いので「2」を期待していたのですが、残念ながら現在のところ刊行されていないようです。 収録された方々は確実に何かを犠牲にし、一線を越えた感がにじみ出ていて、ある種の清々しさに感服した内容の本でした。

35 Summers「Really Down」:七色のギターが輝く飛び道具:

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35 Summers / Really Down 先日のTL上での、 @PomPomTakashi さんのツイートを拝見して引っ張りだしました。 全然リアルタイムではなかったのですが…この「Really Down」は、DJの方か、知り合いに頂いたテープに入っていたのを聴いて初めて知りました。 イントロから溢れ出る輝くギターとコーラス。そして、サビでのバースト感がたまりませんね。インディ・ダンス寄りなギターポップとも言うのでしょうか。駆け出したくなるようなメロディがいつ聴いても笑顔になれます。   --- このバンドで私がもうひとつ好きな曲は、「Jimmy Fear」。 もう1枚のシングル「I Didn't Try」のBサイド収録されています。こちらも負けじとキラキラギターですが、バースト感へと向かって走り出していく展開・・・なのに、サビでは何故かちょっぴり哀愁入ったメロディが泣けてきます。 シングル盤以外では、ギターポップ・ジャンボリー「BMGエディション」のコンピCDにも収録。 何と、2003年にはexcellentレコーズから「Sketch」としてCDでも未発表音源集としてもリリースされています。 --- また、2001年には驚きました(私が)。何の前触れもなく、35 Summers前身バンドのWake Up Afrika「Simple Words」が12インチ再発。 モノクロームの子供ジャケ(オリジナルとはジャケ違い)に感涙。ホーンも入って、少しグルーヴィなこちらもキラメキ・ソングですね。 --- そんな 35 SummersのPVを教えて下さった、@PomPomTakashiさんのブログはコチラ。 日本屈指の、カルトなネオアコ系アーティストを扱うBlogではないかと思います。 詳細なプロフとか、アーティスト自身の背景を知ることができます。 --- Memory Box http://lovelovethepennycandles.blogspot.com/ --- 最近mixiからBloggerへ移られたのそうなので、大変喜ばしいことかと(個人的に)。 だってmixiだと私は見れないですから・・・

7インチレコードって収納が難しい

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7インチレコードって収納どうしてます? アタッシュケース型は重たいし、3段ラックでLPみたいな置き方も可能だけどジャケが見にくいです。CDだと透明アクリル製の専用ケースとか、色々あって選べますけど、7インチはさすがに種類が少ないです。 それで、現在のところは所有枚数が少ないので専用のカートンBOX数個で対応中。 蓋もできて、一時的な縦積みも可能なので、これはこれで便利かと。 中は、 LPと同じく プラディバイダでアーティストのA-Zにて仕切ってます。 あとは、DMRのコンテナもいいけど、値段が・・・。 --- DMR オンラインショップ DMR / DMR 7インチ Record Container(Black)   http://www.dmr.co.jp/shop/g/g2050108100018/ --- DJしに行く時のお出かけ用の箱としてなら、ひとつは持っておいても良いかも。

媒体の垣根を越えていく:ダウンロードコード

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購入した方は見たと思いますが、2010年のベルセバ新譜のアナログには、収録曲のダウンロードコードが付いています。 指定のWebサイトに行って、カードに書いてあるコードを入力。 すると、アルバムのzipファイルがダウンロードできて、mp3ですがPCやiPodでも「Write about love」が聴くことができるのです。 この手のサービス(?)は今回初めてだったので、大変感心しました。 自分はCDとアナログが同時リリースされると、アナログを買う方なので、必然的に「レコ音源は持ち歩けない」と考えていました。(ホントのファンならアナログ、CDの2枚買いか?)最近は、かなり簡単にアナログ→PCへ音源取り込みも出来ますが、どうも・・・。 このような「レコード+ダウンロードコード」はかなりチャレンジブルだと思います。 デジタル配布は悪意がある使い方も可能ですが、このようにアーティスト(もしくはレーベル)の努力により、CDやレコードやmp3・・・と多彩な媒体での取りだし口と、ニッチな層に向けた試みは、ころらかも是非続けてほしいと思いました。

自分のレコード棚の並び方をどうするか

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CD、レコードを買い始めた頃は、枚数が少なかったこともあり、おおまかなジャンルで分けていました。 ただ、年を重ねて所有枚数が3桁に乗り出すとさすがにこれではマズイなと。 以前はDJをちょくちょくやっていた事もあって、「持っていきたいときに出てこない」っていうのは不便なので、現在のところは「アーティストのA to Z順」に落ち着いています。 その際に、アルファベットごとに専用のプラディバイダー(仕切板)を使用しています。コレがあると、格段に検索性があがります。 見出しのところにはテプラにてシールを貼り、枚数の多いアーティストがいるとそれだけでひと括りにしたりと。最初は手間だし、仕切板の購入費用もかかるけど、一度やってしまえばあとは何とか続いていくものです。 ついこの間買ったものはどうするか? これは「最近買ったもの区域」に一時的に保管しておき、有る程度期間が過ぎたらA to Zの棚へ入れるようにしています。買う枚数が突発的に多くなってくると、すぐに棚に収めると「買った時点で終了・・・」みたいな悲惨な状況になってしまうので。 映画「ハイ・フィデリティ」のように、”自分が購入した順で並べる”という手もあるのですが、さすがに行方不明になるものが多くなりそうなので止めておこう。

Twee Grrrls Club「GRRRLS TALK」:インディ・ポップ・アイコンのように

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TWEE GRRRLS CLUB / GRRRLS TALK (2010) 先日のエントリー でもちょこっと書いた、twee grrrls clubのインディポップコンピの話。 内容もさることながら、それに付随したファンジンの丁寧な作りこみに感動しました。 これはもうブックレットじゃないですね。 アーティストに対する深い思いが書き綴られ、バイオやアーティスト雰囲気も詳細に教えてくれます。そして、彩るイラストにDIYな、インディ・スピリットな、Sarah的な雰囲気をとても感じました。 twee grrrls clubさんの活動は、遅まきながら2010年くらいに知ったのですが、インディ・ポップを中心にした、ファッション・カルチャー・雑貨など取り巻いていき、作り上げていく世界観は異性から見ても、とても素晴らしく思います。 --- fun daze with Twee Grrrls Club  http://tweegrrrlsclub.blogspot.com/ --- そして同時に、リアルタイムでtwee grrrls clubさんに接し、彼女たちを入り口としてインディ・ポップの世界へと触れていく人たちにとって、素敵なアイコンとなっているような気がします。

Elegant「VARIATIONEN IN LASSIGEM CHIC」:ドイツからの草原メロディ

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ELEGANT/VARIATIONEN IN LASSIGEM CHIC (1998) 2010年に復活したBridesheadのVo、Martinによる別ユニットはmarsh marigoldより。 一時のユニットのようで、MondfahreとのスプリットEP7"「Nett!」、このCDEP(mari16)とがリリースされています。 --- myspace   http://www.myspace.com/marshmarigoldrecords   --- イントロから100%ピュアポップでキラキラギター「Widerstand ist zwecklos」は、ギターポップ少年釘付けな草原メロディ。 ジャーマン・ギターポップというより、Seashells、Happydeadmenライクなスウェーデン方面からアプローチされたメロディが全体的な印象的です。 marsh marigoldに目を向けると、90年代後半のジャーマン・インディの濃さを反映するかのごとく、Brideshead、Busch、Blochin81など好バンドが。 北欧方面では、過去にAcid house kingsを始め、Red sleeping beauty、Seashellsなどもリリースしていました。 --- marsh marigold  web site http://marigold.bezaubernd.de/ ---

twitterと物欲の秋

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良く分らずもtwitterを初めて4ヶ月。 インディ/ギターポップ/ネオアコといったニッチなジャンルを好んで聴いているのですが、全国には詳しい方が多数おられるので大変助かります。 2000年、10年ほど前の大学時代に「indie pop @ go go」Webサイトを主宰していました。インディ/ギターポップな新譜を中心にレビューし、少しずつではありますが情報を発信。 その後、友人と無謀にも新譜レビューオンリーな「Tempting Soda Paper」というファンジンを作り、3年間ほど、友人達の手を借りて全国に向けて発行し続けていました。 当時はインディ/ギターポップなレコードをWebショッピングするサイトも少なくて、全国に3、4店ほど。ジャケ写真・キャプション・音源はごくごく一部で、ほとんどアーティスト/タイトルはテキストonlyの時代。 それが現在ではジャケットはもちろん、ほぼすべてのWeb Shopで音源チェックもできる便利さになりました。さらに、アーティスト自身がmyspace、Youtube、Facebookなどで積極的に情報を発信するのが当たり前の良い時代になりました。 音楽を中心としたTLを眺めると、情報はピンポイントでやってくる。 そして、twitterでは自分の知らない情報を親切に教えてくれる方が多数いる。 Bell & Sebastianの新譜。 遅ればせながらtwitterで知り、YoutubeのトレーラーPVを鑑賞、TL上でのわくわく感を見てると数作ぶりに購入してみようかと思いました。情報への接し方が今まで以上にダイレクトになった分、今まで新譜のチェックをサボっていた反動のように物欲が湧いてきます。

Dream Diary:輝くギターと郷愁の空気感

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Dream Diary indieコンピ「Grrrls Talk」にて収録されており、印象に残ったので。Brooklynにて活動している、4ピースバンド(正式メンバーは3人?)。どうやらこのコンピが日本デビューとの事。 --- Toro Y Moiはサイドプロジェクトでも面白いことしてます。 Indie Rock Party & Journal : WONDERKIND http://wonderkind.jugem.jp/?eid=731 --- twitterにて「myspaceあるよ」と教えて頂いたので、早速覗いてみますと。キラキラギターとバンド名の通りな空気感がありますね。 --- Dream Diary | myspace http://www.myspace.com/dreamdiarylovesyou --- Cherry OrchardやCiao Bellaあたりを思い起こさせる素敵なUSインディ。これからリリースされるであろうアルバムが楽しみです。

Club 8「the Friend I once had」:ナイーブなボッサテイストでのアプローチ

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Club 8 / the Friend I once had (1999) 一種のスウェディッシュ・ポップというより、ボッサ/ラウンジテスト香るクラブヒッツな2ndアルバム。 Acid House KingsやAir Linerにも参加していた、Johan(Labradorレーベルオーナー)と、Karolinaのスウェディッシュ・ユニット。 --- Official site   http://www.club-8.org/ myspace   http://www.myspace.com/club8 --- ナイーブなギターのメロディにKarolinaのVoがマッチした「the Friend I once had」、大胆にハウステイストを取り入れながらもクリアに仕上げたクラブヒット「Missing you」を収録。 近年のリリース作品はエレクトロ色濃くなってる傾向もあるけど、この2ndではピュアな楽曲とアコースティック感覚満ちた作品に。

フリーペーパーMELODIES:形あるものの魅力

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twitterにてフォローしていた  @niagara27  さんがフリーペーパーを発行すると伺い、お言葉に甘えて広島まで送っていただきました。 --- どこかにいってしまったものたち  「MELODIES」Vol.1紹介情報 http://d.hatena.ne.jp/adorable_fake/20101011/1286781533 --- 厚手の紙にカラー印刷・・・豪華だ!というのが第一印象。 一昔前(10年ほど)は、ファンジン/フリペは白黒コピーが主流だったので、カラーというだけで輝きが。選者の思いれが伝わってくるレコードレビューや、Cafeなどコミュニティ情報が詰まった、まさに「ファンジン」な内容に。 --- [引用]紙面構成もできるだけシンプルなデザインで、DTP的なものから遠いものを目指しました。まるでそれはネオアコのレコードの素描のジャケットのような。 --- 中古で良く買っている、80'sネオアコの7inchには良く、DIYなファンジンや、カタログが付いていたことを上記文章を見てふと思い出す。 それら小さく折りたたんだファンジンには派手さはなくとも、荒い写真、ストレートな文面表現、手書きのシリアルナンバー、そして手触り。 新しいメディアや情報が溢れ続ける中、なかなか確実に届けにくいフリーペーパという媒体。 ただ、ニッチなジャンルが故に欲しい人へは確実に届き、”アナログレコード”、”ネオアコ”というフィルターを通しただけで、twitter上で繋がる不思議。 「新しいWebメディア」と「アナログなフリペ」は、どうも平行に走っている気がしました。

Dylan Mondegreen「While i walk you home」:瑞々しさに満ち溢れるノルウェーの才能

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Dylan Mondegreen/While i walk you home (2007) しかし・・・なぜこのジャケのアートワークになったのだろう。 ノルウェー在住のSSW、Borge Sildnesによるユニットの1stアルバム。 全編に渡ってしっとりと仕上げられたアコースティック・テイストに彩られている。 ゆるやかに注がれるギターの音色、込み上げるサビのメロディワークが大号泣な「Faint sound if suite」。草原を駆け抜けるようなストリングスが印象的な「Girl in grass」。 瑞々しくあざやかに彩られた、北欧より届けられた珠玉のポップソング集。

Insta「Checklist for Love 」:ほろ苦くもある憂いの女性Vo

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Insta/Checklist for Love (2002) Apricotコンピなどに参加していた、カナダ産女性Voギターバンドのデビュー盤。 Webサイトを見る限り、EPなど細々とリリースしていた模様だが、日本でのデビューはこのアルバムだと思う。 イントロのギターから全編に漂うほろ苦い感覚の「So far away」、ノスタルジーで印象的なギターリフが流れていく「Mexico sometimes」。 どれも女性Voと甘酸っぱくて切ないギターが調和した魅力的な一枚に。 myspace   http://www.myspace.com/insta Official Web   http://www.go-insta.com/index.html

内外価格差に戸惑う:輸入盤CD

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リリース前から、Web上はもとよりTwetterでも話題を振りまいていたベルセバ新譜。 日本盤も先行リリースされたので、Amazonを覗くと・・・ 「輸入盤=1254円」って安すぎだよ。他のアーティストをチラホラみていると、軒並み1000~1500円以下だった。 ここ最近は、新譜をほとんどチェックしていなかったため、こんな円高の恩恵に気が付かなかったなんて! ちなみに「日本盤=2490円」・・・って価格差1000円以上だよ。 ライナー、ボーナストラックが付いているとはいえ、この価格差は大きい。 今は確実に”輸入盤買い時”かも。