2012年12月21日金曜日

「Indie Pop Lesson」Twee Grrrls Club監修のガイド本



Indie Pop Lesson (2012,Book)

東京インディ・ポップ・シーンのアイコン的存在、Twee Grrrls Club監修によるディスクガイド本です。

装丁が良い。コピーが良い。ベルセバのジャケットが良い。
「女の子の女の子による女の子のための音楽レッスン。」


■小西康陽氏の帯が全てを物語る

[本の帯より引用]
バンドをやっている男の子たち。レコードコレクターの男たち。
ぼく以外の、世界中の男のたちは、この本を読まないでほしい。
そう言いたくなるくらい、世界最高のディスクガイド。

コンセプトはまさにコレ。要は
「暑苦しいレコード野郎は読むな=かわいい女の子だけ読んでね」
と。最高の褒め言葉じゃないでしょうか。


私おっさんですが読んでますよ。


■インディ・ポップを再定義

私は"インディポップ"という音楽を聴きだして、15年ほどになるのですが、ジャンルの細分化もあって、もはや"インディポップ"という言葉自体は形骸化してる部分もあると思うんですよね。(ただし、当初からその言葉は曖昧でもありましたが)

そんな思いもあってこの本を読んでいると、昨今のネオ・シューゲイザー~チルウェイブ~ベットルームポップ~サーフロック~ジャングリーポップなど…そんなジャンルは関係なく、
「この本に掲載されたレコードは全てインディポップ!!」
と再定義できたんじゃないかなと思いました。…と断言。


■あるテーマを元にした選盤


半分言葉遊びに近いようなレコードの楽しみ方。
それはジャケットであったり、聴くシチュエーションだったり。
既存のガイド本には無いレコードの提案方法ですね。


■曲が聴ける、DLコードが付いてる本

この本で初めて"インディ・ポップ"に触れる女の子たちは
「じゃあ、実際どんな音なのよ?」
と、思うわけですよ(たぶんね)。

そこでWebサイトからmp3音源をダウンロードできるように、DLコードついてます。本を読みながら、新旧の現在進行形インディバンドのスペシャルコンピが聴けます。収録バンドのレビュー付です、無料です、本買った人ならね。

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[収録曲]
1.Summer Twins - "I Don't Care"
2.Ice Cream Shout - "Disco Kitten"
3.The Garlands - "Open Arms"
4.Saturday Looks Good To Me - "New City(Rougher Version"
5.Dead Andle - "Dreamed Dreams"
6.Catwalk - "Night Starvation"
7.The Pains Of Being Pure At Heart - "Sure" 
8.Wallflower - "Butterfly Kisses" ←キュン死!
9.Pale Lights - "Dearest Virginia"
10.Sloppy Joe - "Growing Pains"
11.Northern Portrait - "New Favourite Moment"
12.Proper Ornaments - "Nervous Breakdown"

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■まとめ

この本が新しいインディ・ポップリスナーの窓口になるのは確実。黙っていても女の子はその素敵な装丁で本を手に取り、買うと思いますし。

そして、重要なのがもうひとつ。
私自身がそうですが、今までこのジャンルを聴いたきた人たちのレコード棚には、この本に載ってるレコード沢山あるでしょ?ねえ?
そんな10年前のレコードも"Indie Pop Lesson"という新しい角度で光を当ててやると、「おおインディポップだ!」と新鮮に聴けたんですよね。

それは言葉は乱暴ですが、
「一旦その耳垢を取り除いて、新しい感性を受け入れる良い機会」
にもなるので、「おっさん=大人の男の子」にもこの本を読んでもらいたいなと私は思いました。

席は若干ですが空いておりますよ。受講の申込みはお早めに。




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Twee Grrrls Clubが「Indie Pop Lesson」というガイド本を出すときいて
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http://tmp-soda.blogspot.jp/2010/10/twee-grrrls-club.html

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