Wild nothing「Nocturne」:玄人好みなポストパンクのさらに先へ


Wild nothing / Nocturne (2012,LP)

意外と玄人好みなメロディ?
"ドリームポップ"と表現するには少し抵抗もあり、しかし"ギターポップ"とは言い切れない…。EPでもリリースされた「Shadow」を聴いた第一印象でした。


Jack TatumのソロプロジェクトWild nothing、この2ndアルバムが初聴きとなりました。サウンドの第一印象でUKと思ったら、USヴァージニア出身(後にブルックリンへ)だったんですね。

アルバム全体に漂う一種のダーク加減が、ポストパンク〜ネオアコを下地にしたような独特の雰囲気になってます。浮遊するシンセメロディ「Paradise」は特に、アルバムの方向性を象徴している感じがします。

ジャケットがStone roses風なのはオマージュ?
インタビュー記事(参照)でも触れられていたthe Go-betweens、Stone roses、Pulpあたりの彼の嗜好…存分に味わえます。多くの方が「2012年の注目盤!」として挙げるのも納得できる、そんな1枚です。



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