レコード袋に夢が詰まっていた時代
少し前の記事ですが、雑感を。
"自分の夢の中の現実を言ったら"と書いていますが、その位に勢いのあった時代だと思います。
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仲真史 BIG LOVE RADIO: i-D JAPAN
http://i-radio.cocolog-nifty.com/radioescalator/2012/06/i-d-japan.html
[引用]「ZEST(自分がバイトしてた輸入盤屋)の7インチの袋に弁当箱入れていくのが、東京女子高生の中で流行ってるらしいです」
と自分の夢の中の現実を言ったら(嘘ともいう)翌月のトピックスに
「いま東京渋谷の女子高生はZESTの7インチ袋に弁当箱を入れてる」と書いてあった
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仲さんが言及している時代より後かと思いますが、10年以上前の2000年前後の話。
レコードやDJブームというのがあって、まさにレコード袋を抱えて歩くのが、ナウなヤングの間で流行っていましたね。
部屋にレコードジャケット飾ったり、テクニクスを2台持ちして"DJブース"を作ってみたり。
シャレオツな部屋紹介の雑誌などでは、「ターンテーブルが部屋に置いてある」のがデフォルトだったように記憶しています。
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宇田川町のレコ屋が移転・縮小へレコード業界の生き残り策は?
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20080111-90003241-r25
[引用]さらに、アナログを買う人でもネットの“いつでもどこでも”買える利便性に勝てず、店舗に足を運ばなくなっている状況です。
(中略)コアなレコードファンにとって、レコード袋さげてストアをはしごするウキウキ感も含めての“digカルチャー”の場所が少しずつなくなっていくのは寂しい限り
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上記、数年前の記事ですが、「もう2000年の頃に戻れないのかな」と思うよりも
あの頃のレコードブームが異常だった
と振り返るほうが健全かなと、最近思うようになってきました。
ブームの頃は、レコード袋が半透明になったりして、買ったレコードジャケがモロ見えになる仕様に改悪(?)されたりも。
よって、見栄を張るためにレア盤が売れ始めたとかなんとか(出典:忘れた)。
レコード袋に夢が詰まっていた時代ですね。