Chester F!elds「Kettle」:欧州ギターポップ界へ導いてくれたもの


the Chester F!elds / Kettle (1987)

ちょうど、このアルバムをはじめ、Jim Jimnee、Dislocation Danceなど、Vinyl Japanの”鬼の”再発ラッシュ(アナログ)の頃の話。
まだ、”渋谷系”を追いかけていたころ、欧州方面へ目を向けさせてくれたのがこれです。

鮮やかな黄色に、ピンクのヤカン。素敵なアートワークに誘われて購入したのですが・・・。

第一印象は「何だ?暗い。Voの声色のせい?」。イギリスの雰囲気を全く知らないビギナーの私には、まだまだ聴きこむ必要があったのですね。

そんななか、私は当時パラッパコーラスに夢中だったため「Ask Johnny Dee」には夢中に。
改めて聴いてみると、とても香ばしいレイト・アノラックな感じ。
ペナペナしたギターと淡々としたドラムがとても切なく、パラッパコーラスなのに哀愁を誘う素敵な曲です。




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