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格安ヘッドフォンを購入「Pioneer SE-M521」

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PCで音楽聴いたり、Youtubeを見る用のヘッドフォンを更新しました。 購入品→Pioneer 密閉型ヘッドホン オーディオ用 SE-M521 なんと 1345円 (購入時)という格安価格だったため購入。 値段なりの音質、品質であれば十分だと思っていたのですが、届いてみたところ耳周りに関しては"以外としっかりした作り"になっています(まあ、耐久性は低いでしょうが...)。 オーディオ素人ですが、音質もYoutubeで音楽聴く程度なら全く問題無し。耳あて部分もしっかり厚みがあるので、夜に大音量で聴いても音漏れの心配は無いですね。 PC作業用の簡易的なもので良ければ、十分使えるヘッドフォンではないでしょうか。 ちなみにレコード鑑賞用は、「Victor:HP-RX700」を使用してます。 本体は少々大きいですが、5000円以下で、良い密封環境で聴きたい方にはかなりオススメの品ですよ。 関連エントリ: 私自身が使っているヘッドフォンの話  http://tmp-soda.blogspot.jp/2011/09/blog-post.html ヘッドフォン置き場をバナナツリー100円でつくる  http://tmp-soda.blogspot.jp/2013/10/100.html

Egg Stoneの新曲「Like so」、この2016年になってリリース

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Egg Stone / Like so (Digital,2016) スウェーデンの"90年代売れっ子"ギターポップバンドEgg Stoneが、なんと新曲をリリース! 今のところ主にデジタル配信のみのようです。 iTunes Store https://itunes.apple.com/jp/artist/eggstone/id79435866 Spotify https://open.spotify.com/album/1SRnN0oGI8az8Me85MdCJ6 Amazon Music http://www.amazon.co.jp/Like-So-Eggstone/dp/B01E4OJ4FY ほんと久しぶりだなーと思ったら、3rdアルバム「Vive La Difference! 」(1997)以来なんですよね。 彼らの所属していた「タンバリンスタジオ」は金銭トラブルにより晩節を汚しましたが、今回の新曲では彼ららしく"カラッとした快晴"のごとく、本来のEgg Stoneサウンドで一安心しました。 eggstone official http://www.eggstone.com/

誰もが挙げる名盤ジャケット:Fairground Attraction

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Fairground Attraction / First of a Million Kisses (LP,1988) ミラー越しに写る、口づけを交わすモノクロームの男女姿。 Fairground Attractionの1stアルバムは、内容の良さはもちろん、エクセレントなジャケットで未だに人気がありますよね。 フォトフレームに入れて、そのまま壁に飾っても様になる。 ジャケットに使用されている写真は、Elliott Erwitt (FRA)の作品。 ちなみに作品名は 「California Kiss」 (1955)だそうです。 まさにアルバムタイトルにピッタリじゃないですか! Elliott Erwitt.com http://www.elliotterwitt.com/ Elliott Erwitt | artnet  http://www.artnet.com/artists/elliott-erwitt/

Sixpence None the Richer:the La’sのカバーもこなした実力 派バンド

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Sixpence None the Richer / S.T. (1999,LP, Squint Entertainment) 紅一点Leigh NashがVoをつとめる、USナッシュビルのバンドです。 3rdアルバムとなるこのセルフタイトルは、グラミー賞にもノミネートされ、ビルボードチャートでも1位を取り一躍スターダムに駆け上りました(その後は、セールス的に大変だったようですが…)。 ちなみに日本盤CDタイトルは「Kiss me」で、ジャケットはNash嬢のルックスを全面的に打ち出した仕上がりに。 当時のギターポップファンの間での一番のトピックは、なんと言っても 「There she goes」カバー! 先行のCDシングル「Kiss me」には、the La's「There she goes」のアコースティックカバーも収録されたのですが、あまりの美麗な仕上がりに「誰だこれ!?」と話題になりました。 その後「Kiss me」が商業的に大ヒットもありアナログ盤もプレスされ、7インチは500枚限定ともあって速攻でレア化 して一時は3800円のプライスを…。 また、2002年リリースの4thアルバム「Divine Discontent」では、Crowded Houseの「Don't dream it's Over」を軽やかに歌い上げており、彼らのカバーセンス優れた部分を改めて見せてくれるのです。

Pale Fountainsのアナログ盤「Pacific Street 」「From Across the Kitchen Table」

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ネオアコ好きにとって、"マストなアーティスト"に挙げられること多いPale Fountainsです。 (写真:左上→右下) Thank You (12",1982) (There's Always) Something on My Mind (12",1982) Pacific Street (LP,1984) From Across the Kitchen Table (LP,1985) 定番1stアルバム「Pacific Street」は、2000年前後のネオアコブームの際は高値でした。日本盤帯付や販売国のマトリクスさえ気にしなければ、比較的手に入りやすいと思います。 これまた当時高値だった12インチの「Thank You」「Something on My Mind」。今では2枚共に中古では格安になっています。 ネオアコブームの最中、広島のレコ屋Groovinにて2枚とも"1000円"という破格の値段で見つけた際は狂喜しました。もちろん即買いです。 「Something on My Mind」のB面には、「Just a Girl」という屈指の繊細をもったネアオコ名曲が収録されています。 2013年には、なぜか「Something on My Mind」が"ボーナストラック付"でアナログ盤で再発されるという、ネオアコキッズ心かき乱される事案がありました。 上記アルバム2枚の他に、ドイツのMarinaからリリースされた、「Longshot for Your Love(1998)」という美しいジャケットのアルバムもあります。 個人的には初期楽曲を集めた、このコンピレーションが好きなのですが、CDも廃番だし中古レコードもあまり見かけませんよね。 さて、お気に入りの曲ですが、2ndアルバム「From Across the Kitchen Table」収録の、タイトル曲「From Across the Kitchen Table」になります。 曲の冒頭から幻想的なストリングスから一転、溢れ出すシャウトを含んだVo.のアツさとか、ブリッジ部にかき鳴らされるギターの音色とか、心揺さぶられることの多い曲です。

送料無料のAmazonプライム会員はオススメ、月に直すと325円で利用できるよ

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Amazonヘビーユーザーです。プライム会員3年目です。 先日、こんなニュースがありました。 ASCII.jp:Amazon、全商品送料無料が終了 2000円未満は送料350円  http://ascii.jp/elem/000/001/145/1145960/ ITmedia ニュース :Amazon.co.jp、「全商品送料無料」が終了 2000円未満は送料350円に http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1604/06/news089.html …これはプライム会員への誘導施策じゃないでしょうか(しかも今後、会員価格の値上げへと繋がりそう)。 そこで、宣伝するようですがAmazonプライム会員はオススメですよ! 私が住んでいるのは西日本なので、配達の早さでは通常会員と大差ないんですが、「配達時間指定」が出来るのがかなり便利。 日中は仕事してるし、再配達依頼が手間なので「夜間指定」「日時指定」できるのが有難いんですよ。 その他、主な特典としては、 プライムミュージック プライム会員なら無料でストリーミング再生できる「プライムミュージック」は結構カタログ充実してます。 とくにジャズ関連は、「初めてのジャズ本」あたりに載っていそうな有名どころはほぼ網羅しています。PCから垂れ流しでジャズ三昧が実現できます。 インディ系もそこそこあるし、アルバムはスマホにアプリ経由でダウンロードするとオフラインでも聴けるんですよ。 プライムビデオ リリース時にかなり話題になった、「 Amazonプライム・ビデオ 」に関しては、"オマケ程度"と考えて過度な期待はしないほうがいいですね。過去の名作映画を振り返りたいなら利用できるけど。 ただ、海外ドラマはそこそこ充実してるので、時間がある日はババッーと連続で見てストレス解消してます!また、iPadにアニメ映画をダウンロードして、ドライブ時に車内で子供のお守りをしてもらってます。 オーナーライブラリ もうひとつ、プライム会員でKindle所有者なら"月1冊無料"になる「オーナーライブラリ」…これはダメだ。 対象になる本に読みたいものがあまり無いし、なによりKindleのインターフェイスが ク

Homecomings「Somehow,Somewhere」京都発、ギターポップバンド

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Homecomings / Somehow,Somewhere (LP,2015, felicity, RSD Ltd.) SECOND ROYAL RECORDSから登場、京都在住4人組インディポップバンド。 今では全国を回り精力的にLive活動を実施中。実は2015年にわたしの町にも来たんですが、都合が付かず見に行くことが出来なかった …今でも悔い残ります。 この1stフルアルバムはCDでもリリースされていますが、アナログは2015年のレコードストアデイ(RSD)限定盤。リリース解禁日に合わせて、レコ屋に車を走らせて買いに行った思い出の一品です。 哀愁的なギターリフから始まる、収録曲「Somewhere」の中で語られる、 この街に戻ってこなくてもいい いろんな事を忘れながら線路に沿って歩いてるけど という歌詞に「こんなの学生のときに聞いたら惚れてしまうわ〜」と、つい郷愁に浸ってしまいます。このメロディに、このフレーズ。アルバムの中で一番好きな曲です。 Homecomings  http://homecomings.jp/ SECOND ROYAL RECORDS http://www.secondroyal.com/

ガラケーから、中古Nexus5とBIGLOBEの格安SIMへMNP乗り換えました

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  愛用していたガラケーから、GoogleのNexus5(中古)へ機種変更し、それに伴いBIGLOBEの格安SIMへ乗り換えました。 【私のケータイ経歴】 ガラケー(au) ↓MNP iPhone4(SB) ↓機種変 iPhone5(SB) ↓機種変 ガラケー(SB) ↓MNP Nexus5(BIGLOBE) ←New! 以前はiPhoneを使用していたのですが、月々使用料の高さに嫌気が差して一時的にガラケーへ避難。日中そんなに利用してないし、家ではPCがあるので不便ではありませんでした。 しかし、プライベートでLINEでのやりとりを求められることが多くなったのとの、MVNO料金がかなり安くなったのを機に、またスマホへ変えてみました。 ■変更後の月々の費用  2,879円(税込3,109 円 ) で運用しています(機種、手数料などの償却費含む)。 ■内訳 Nexus5(16GB) 中古:20,000円 ソフトバンク 解約料金:9,500円 ソフトバンク MNP転出 手数料:3,000円 BIGLOBE MNP転入 手数料:3,000円 -------------------------------- 合計35,500円 これらを24ヶ月かけて償却するとして:月々1,479円...① BIGLOBE SIM代金(通話+データ1GBプラン):月々1,400円...② ①+②= 2,879円(税込3,109円) ■契約したBIGLOBE SIM Nexus 5で2ヶ月ほど使用してみて、通話、データ通信とも問題ありません。Docomo系SIMなので通信区域も生活圏ならほぼ問題ないでしょう。 格安SIMはかなり選択肢があるのですが、自分なりに調べてこの BIGLOBE か、 OCN か、 DMM で契約しようと思いました。評判と値段を総合的に見てBIGLOBEに決めました。 「1GB」しかないので人によっては「少なっ!」と感じるかもしれません。 しかし、日中使うのはTwitterやInstagram、Feedlyくらいで(Youtubeは見ない)、自宅ではWifi運用のため現状では1GBでも余っています。 ■買ったNexus 5 スペック LG D820 (黒

カルトなレーベルAccident Records(UK)のカタログと、デッドワックス部に刻まれたメッセージの物語

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イギリスのインディレーベルAccident Records(アクシデント・レコーズ)を紹介します。 90年後半〜2000年にかけて、ややマイナーなアーティストの編集盤を精力的にリリースしていき(しかも全てアナログ盤で!)、その変態さから自分を含め一部のギターポップファンを虜にしていました。 私はリアルタイムで購入していたので、アナログ盤に関してはレーベル・コンプリートしています。 (しかし、空白期間後2009年に、 DENTCD9:Paul Bevoir/In Days Of Wonder‎(CD) をリリースしたらしいですが、それは買い逃しています…) 以下、アナログ盤でのリリースカタログ DENT1:Trixie's Big Red Motorbike/the Intimate Sound Of Trixie's Big Red Motorbike(LP,1995) DENT2:Twa Toots / Don't Send Me Flowers (LP,1997) DENT3:Choo Choo Train / Briar High (Singles 1988) ‎(LP,1997) DENT4:the Candees / Candy Floss ‎(LP,1997) DENT5:VA / Hoopla A La-Di-Da Compilation ‎(LP,2000) DENT6:the Suede Crocodiles / Stop The Rain ‎(LP,2001) ※DENT8? DENT7:Bob Hope / the Patron Saint Of Adultery ‎(LP,2001) DENT8:(※欠番 - 後述) 「DENT1:Trixie's Big Red Motorbike」 記念すべき1号は、真っ赤なカラーヴァイナル仕様です。 Tweeなバンドとは裏腹に、人形ジャケが少々不気味です。初回盤はジャケ違いで、人形の顔がアップされ若干絵柄が違う仕様になっています。 「DENT2:Twa Toots」 彼女たち唯一のアルバムになるですが、現在は若干レアでしょうか。 やや濃いめのブルー・クリアヴァイナル仕様。有名な「The Peel Sessions」収録

Sarahレーベルより、かの有名なファンジン数点がPDFファイルで公開中

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1987年にイギリスのブリストルで生まれた、Sarahレコーズというインディレーベルがあります。そのレーベルからリリースされた"手作り感あふれる"7インチ群に、昔も今も魅了される人も多いことでしょう。 Fanzines - Sarah Records  http://sarahrecords.org.uk/texts/fanzines/ 上記レーベルサイトにて、当時カタログ番号が振られていたファンジン数点がスキャンされ公開中です。PDFファイルにてダウンロード可能です(容量が大きいため、スマホ等での閲覧には注意)。 Sarah Records  http://sarahrecords.org.uk/ Sarah Records - Twitter  https://twitter.com/Sarah_Records Sarah Records - Wikipedia https://en.wikipedia.org/wiki/Sarah_Records 関連エントリ: (Have a good) TEA TIME: 皆さん『も』選ぶサラの曲 http://have-a-good-teatime.blogspot.jp/2012/10/blog-post.html Tempting Soda Records: 私が選ぶSarahの一曲  http://tmp-soda.blogspot.jp/2012/10/sarah.html

35 SummersとWake up Afrikaの12インチ

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35 Summers / Really down (12”,1991,RCA) 35 Summers / I did’t try (12”,1991,RCA) Wake up Afrika / Simple words (Re-issue,12”,2001,Red River) 35 Summers / Really down 半パン履いた野郎達、PVのダサさはご愛嬌。 ギターポップとマンチェのクロスオーバー、フロアキラーな奇跡の1枚!(言い過ぎか?) この12インチ、一時は4980円あたりで売られてましたが、数年前に2000円で売っていたのを見つけたのでようやく手に入れました。 インディダンスのハウス的なアプローチでなく、泣きを誘うギターのアルペジオでギターポップ・サイドからも熱い支持を得ていますね。 35 Summers / I did’t try イントロからのwowギターが、彼ららしからぬロック的なアプローチ。 この「I did’t try」よりも、私はB-2「Jimmy fear」( YouTube )がお気に入りです。高速カッティングがキラめき、サビ前〜終わりまで隙がない(泣きの)バースト具合がサイコーです。 12インチ、7インチともに安く手に入りますので、未聴の方は是非とも。 Wake up Afrika / Simple words 前述の35 Summersの前身バンドになります。A面がAztec Camera、B面がPale Fountainsといった印象です。 私が持っているのは再発盤で、オリジナル(1989)とはジャケ違いです。 再発された経緯がよく分からないのですが、リリース元はオリジナルと同じRed River Records。ディストリビューターがUKサイドはWhiplash Records、日本サイドがSYFT Records(神戸)となっています。 再発盤が出た時は結構話題になった記憶があり(35 Summers「Really down」の認知度がかなりあったため)、速攻で店頭から無くなっていましたね。最近は中古屋でもオリジナル、再発盤ともにあまり見かけませんがもしあれば即買いOKです。 あと35 Summersでは、カバー曲の「Come Together(

Swimming Tapes「Souvenirs」:イントロから最高!ドリーミーな新人ギターポップバンド from UK

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Swimming Tapes / Souvenirs (2016,digital EP, Hand In Hive ) まずジャケのアートワークが良い! インディポップ発掘に定評のある、 @hereplaypop さんや @happypocket さんも早くから注目。 ロンドン在住の新人バンド、本人たち曰く”Dreamy guitar-pop”なSwimming Tapesを紹介します。 どうでしょう?このイントロから繰り出されるギターフレーズ。 ささやくvoと流れるキラキラギターが、まさに現在進行形の”ギターポップ”じゃないですか! 特に1番から2番にかけてのブリッジ部、ギターソロで即死できます。 Robbie Reid Jason Hawthorne Louis Price Paddy Conn Andrew Evans からなる5人組で、この2016年1月に初ライブを行ったばかりだそうです。 Pains of being pure at heart〜Washed outあたりにも通じるドリーミーさもあって、次作を早く聴いてみたいところです。 最高。イントロから甘いギターフレーズで、間違いないと確信。>“Swimming Tapes/Souvenirs” https://t.co/L6KBsYIQK2 pic.twitter.com/Jwz8cXsF5J — よしのぶ (@tmp_soda_rec) 2016年3月11日 Swimming Tapes | SoundCloud  https://soundcloud.com/swimmingtapes @swimming_tapes | Twitter  https://twitter.com/swimming_tapes

Gigolo Aunts「Flippin'Out」:メロディアス・パワーポップ

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Gigolo Aunts / Flippin'Out (LP,1993, Fire Records ) この2016年になって、Gigolo Auntsを取り上げるブログなんて…なかなか無いでしょうか。 活動歴はかなり長く1981年結成、ボーカルのDave Gibbsを中心としたUKギターバンドです。 1988年には1stアルバム「Everybody Happy」をリリースし、2002年の「Pacific Ocean Blues」は日本盤も出ています。 というか、この「Flippin'Out」がおそらく日本では有名だと思い、私は彼らの前後の活動はほとんど知りません。すみません。 この盤にも収録されていて、後にシングルカットされた「Mrs. Washington」(7",1994,Fire Records,UK)のカップリングが、なんとthe Smithsの「Ask」カバー!(アルバム未収録) フロアで掛けると「ズルい〜!」の大合唱で、一定年齢以上のおじさん達が食いつくのが目に見えます笑 Teenage FanclubやWeezerなどの美メロなパワーポップ勢にも負けないエバーグリーンさ。もし中古レコ屋で1000円くらいで落ちていたら、是非とも救出してやってください。

映画「マネーショート:華麗なる大逆転」 の感想、誰も幸せになれなかった2008年

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映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(the Big Short,2016年公開) http://www.moneyshort.jp/ 「マネーショート」すごく面白かった! マイケル・ルイスの「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち(the Big Short,2010)」を映像化したものですが、原作読んだ人でも期待を上回るほどの出来栄えでした。 マイケル・ルイスの原作では金融用語の解説をしっかりと描いていましたが、不特定多数が観覧する映画内でどう説明するかが気になるとこでしたが、 モーゲージ、CDS、CDO、トランシェ、格付け… 俳優に語らせる感じで、観客になんとか分かりやすく伝えようと苦心してるのが見えました。好感です。 場面転換も多く、スピーディな展開。なにより、 「匂いがする…(クンクン)...金の匂いがする!」 「オレたちが相手している相手はどうせ低所得者ばかり。ローンなんて分からないバカばかりだぜ」 などなど、キョーレツな言い回しが多々あり見る人を(かなり)選びます。 「ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013)」のバカ騒ぎさでもなく、「マージンコール(2010)」のようなドキュメンタリーっぽい深刻さでもなく。それらとは別の方向性ですが、誰も幸せになれなかった、あの2008年の金融界の絶望的な雰囲気が心に沁みました。 ちなみに、先日観に行ったシネコンでは一番小さいスクリーン。 アカデミー賞(脚色賞)直後なのに入りまばら。なにより、客層は30代以上のオサーンばかり(私含む)というのが、この映画の本質を物語りますね(笑) マネー・ショート 華麗なる大逆転 : 作品情報 - 映画.com  http://eiga.com/movie/83256/ [引用]05年、ニューヨーク。金融トレーダーのマイケルは、住宅ローンを含む金融商品が債務不履行に陥る危険性を銀行家や政府に訴えるが、全く相手にされない。そこで「クレジット・デフォルト・スワップ」という金融取引でウォール街を出し抜く計画を立てる。そして08年、住宅ローンの破綻に端を発する市場崩壊の兆候が表れる。 クリスチャン・ベール、ライアン・ゴズリング、スティーブ・カレル、ブラッド・ピットという豪華キャストが共演し、リーマンショックの裏

the Proctors「Everlasting Light」:復活グレイトネオアコアルバム

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the Proctors / Everlasting Light (LP,2013,Shelflife Records) 1993年結成の男女混合UKギターバンド、USのShelflifeよりリリース。 前作「Pinstripes & Englishmen」(1995)から、なんと18年ぶりのアルバム発表で復活。 特にB-4「Wishing Well」は、パラッパコーラス+ギターアルペジオが即死級! 初期Primal Screamやthe Field Miceが引き合いに出されるのも頷ける、直球すぎるドリーミーなサウンドがアルバムのそこら中に入ってます。最近のバンドだとPainsやAlpaca Sportsファンは気に入ってくれるかな。 花柄ジャケットのアナログ盤は250枚限定で、その内グリーンヴァイナル仕様はなんと100 枚のみプレス。このアナログ盤、噂ではリリースして即レーベル在庫が250枚完売になったらしい …それくらいに期待値が高いアルバムだったのかもしれません。 その”あまりに優しいvo”と涼しげなギターリフは、かつてのネオアコ&ギターポップ少年がザワつくほどの心地よさ。捨て曲ナシの超一級のネオアコアルバムになりそうです。 The Proctors Everlasting Light  http://www.shelflife.com/catalogue/LIFE092.html Facebook:The Proctors  https://www.facebook.com/The-Proctors-147843178561745/

ピュア・アコースティックでマストなDylan Mondegreenのニューアルバムが4月にリリース

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Dylan Mondegreen / Every Little Step (2016,LP,Shelflife) ノルウェー出身のSSW、Dylan Mondegreenが通算4枚目のアルバムを2016年4月にリリース。この春、最も楽しみな1枚になりそうです。 shelflife records: dylan mondegreen - every little step  http://www.shelflife.com/catalogue/LIFE134.html デビュー作からファンなので、視聴するまでもなく即購入なわけですが(笑)、先行PVからも分かるようにゆったりと流れるアコースティックギターの空気感は健在ですね。 今の所、3仕様にてリリース予定。 CD:Shelflife LP:Shelflife,500枚限定,DLコード 日本盤CD:Fastcut Records 前作3rd「Dylan Mondegreen」(2012)はアナログ盤が200枚限定で、日本に確実に入ってくるかどうか不明だったため、私は直接Shelflifeから購入しました。 しかし、今作は早い段階でレーベルサイトからFastcutへの案内もありましたし、Amazonでも予約が始まりましたので、アナログ盤を確実に手に入れたい方は予約注文マストです(今作は500枚プレスするので、世界的に見ても流通量は十分かな)。 Dylan Mondegreen  http://www.dylanmondegreen.com/ shelflife records  http://www.shelflife.com/ Fastcut Records http://fastcutrecords.com/ 関連エントリ: Tempting Soda Records: Dylan Mondegreen:繊細なアコースティックが調和するSSW  http://tmp-soda.blogspot.jp/2012/10/dylan-mondegreenssw.html

その昔、TICRO MARKETで買ったthe Stone Roses「Elephant Stone」

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the Stone Roses / Elephant Stone (12",1989) John Thomas Squire(ジョン・スクワイア、ギター)が描いたカバーアートで、内容は説明不要でしょう。 the Stone Rosesの代表曲のひとつでもあり、今なおフロアが沸くアンセム曲。 イントロが7インチ版と違って、この12インチ版はドラミングが少々長くてアツイ。 クラブでは、「キュワ、キュワ...キュワーン」というギターの入りが好きだったから、7インチ版( Youtube )ばかり掛けていましたが…。 20年近く前、ロック系のクラブイベントに行き始めた頃はどこでもコレが掛かってて、あのジャケットが欲しくて欲しくて。 それから長い間アナログ盤を探しましたよ。 やっと見つけた12インチは、福岡のTICRO(昔の店舗所時代ね)にあって3800円!当時はまだまだレア盤だったから、VG+くらいのジャケットなんだけど即買い。 この擦り切れたボロボロのジャケットを手に取るたびに、レコードがそこら中に積んであった、あのTICROマーケットの2階店内を思い出すんですよね。 関連エントリ: Tempting Soda Records: 初めて行ったロックイベントでは、Stone Rosesが流れていた http://tmp-soda.blogspot.jp/2011/10/stone-roses.html

[FST137] 一部のギターポップファンに人気だったArvidsonがアナログ盤でまさかの再発

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Arvidson / ST (LP,2016, Firestation Records ) 2001年にFirestation Tower Records(当時名)より、ひっそりとCDリリースされ、一部のギターポップ好事家の間で話題だったスウェディッシュ・バンドです。 曲調が"スウェディッシュ・ポップ"というより、"グラスゴウに憧れるジャーマン・ギターポップ"的だったせいか今では知名度皆無です。 ちなみにリリース当初、わたくしは各媒体でプッシュしまくりましたが、実際このバンド売れたんでしょうか…。 あれから時は過ぎ、2015年にはP-Vineからの謎のCD再発(ところでP-Vineの担当者は、当時からのギターポップファンなの?)。 2016年には本家FSTより、200枚限定でアナログ盤でリイシュー… はっきり言って誰が買うんだ!(笑) 7インチでもリリースされていた代表曲「Wake up!」を筆頭に、甘く切ないギターポップナンバーはまさに00年代的。 レーベルメイトでもある、Avocadoclub、Goldstoned、Seaside Stars、Kosmonautあたりも思い出してしまい泣きそうです。 CDのカタログナンバーが「FST-037」で、今アナログ盤のナンバーを「FST-137」にするほどの力入れっぷりにFSTの本気を見ました。 全ギターポップファンマストだ! 関連エントリ: Tempting Soda Records: Arvidson:青春のサンシャイン名盤を再評価 http://tmp-soda.blogspot.jp/2012/04/arvidson.html 関連リンク: Firestation Records http://www.firestation-records.de/CAT/fst137-arvidson-arvidson-lp.html Arvidson - リリース情報 - P-VINE, Inc. http://p-vine.jp/music/pcd-24435

Starlet「Stay on my side」:今こそ聴きたい青春ピュアサウンド

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Starlet / Stay on my side (LP,1999, Parasol Records ) スウェーデンの4人組インディポップバンド。 同郷のAcid House Kingsのヨキアムによる別プロジェクトで、USのParasolレーベルより。 カラフルなジャケット、かつキラキラなギターポップで一世を風靡した1stから一転、大人サウンドで青春ネオアコに。 そのあまりにもピュアすぎる大胆な変貌ぶりに、自分も含め当時のリスナーはかなり戸惑いましたね…。 しかしながら今、久しぶりに聴いてみると、この繊細なアコースティックサウンドが心地よく。 あの頃に聴き込めなかった分、アルバム全編通して発見する彼らの良さに気がつくのです。 関連エントリ: Tempting Soda Records: 安く手に入りそうな90年代後期のギターポップ名盤を改めて紹介 http://tmp-soda.blogspot.jp/2015/05/90.html

かなり久しぶりのブログ更新。と年初の期待盤。

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かなり久しぶりのブログ更新。と年初の期待盤。 TwitterやInstagram、そして当ブログを若干放置気味ですが、元気に過ごしております。本年もよろしくおねがいします。 さて年初の期待盤は、 TINY FIREFLIES 、 Giorgio Tuma でしょうか。 ジャケのアートワークを含め、かなり”今風”なTINY FIREFLIESは、シカゴの新生でAlcapa Sports関連。ドリーミーでClub8チックなインディポップバンドですね。 イタリアのSSW兄さん、Giorgio Tumaは今作も安定でしょう。 Elefantからアナログ盤ももちろんリリースされるので、なんとか確保したいです。