ネオアコへの熱い想い「TEA TIME」というファンジンを頂きました



Have a good Tea Time  (199?,Fanzine)

機会がありまして@y_yuzuさんより、今となっては大変貴重なファンジン、「TEA TIME」創刊号を頂きました。


どんなファンジン?
有志3名による、ワープロ打ち、白黒コピーと当時の手作りファンジンらしい感触です。
世代的には私より5~10年位上でしょうか、英国インディの息吹きが感じられる紙面構成となっています。
レーベルカタログや、対談記事、コラムなど全69ページ(!)にも及ぶ大作で、今となってはネオアコ、当時のシーンを追いかけた貴重な資料にもなりそうです。


英国のレーベル紹介を
現地イギリスのシーンやレーベルカラーを、時系列で丁寧に紹介しています。
今号では、SUBWAY、53&3rd、Sarah…といった、正統派レーベルたちの紹介がズラリ。
コレクター心も躍る、カタログ番号も調査されて、ジャケット写真もバッチリ掲載されているので資料的価値はあると思います。


ぼうしレーベル&しゅがふろすと
ネオアコ~ギターポップ界隈では有名人、山内章子さんのコラムもありました。
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Sugarfrost Records - Wikipedia 
http://ja.wikipedia.org/wiki/Sugarfrost_Records
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私ごとですが2000年前後、彼女からレコードをメールオーダーしてました。

当時「しゅがふろすと」というHPをバイヤー的に運営されており、UK直送でネオアコ~ギターポップ系の中古レコードが、日本の相場より安く手に入れることが出来ました。
定期的にカタログ(当然テキスト形式で!)がUPされるのですが、更新時には争奪戦がおこなわれることに。(このブログ読まれている方も、オーダーしていたかも…。)


日本のインディシーンとPUSHBIKE
PUSHBIKE~Under Flower~KOGA Recrodsと流れくる、ジャパニーズ・アノラック・シーン。私は"かすかに"追いかけることが出来たシーンです。大好きなthe Automaticsも掲載されています。

Harmonyレーベルへ込めた思い
インディポップの良心的レーベル、Harmonyを運営されていた荒木さんのコラムも載っていました。
「インディ・ポップの今日を生きよう!」
をテーマに、”社会人になっても、ずっと音楽聴いてもらいたい”と熱い思いが綴られています。この精神が、後にQuinceへと発展していくことを思うと感慨深いですね。


ファンジンの役割
音楽雑誌では語りきれない詳細な情報を扱い、足りない部分での役割を補完するような、熱意すら感じさせるファンジンでした。
そして、ネット時代においても、以前のように「情報を補完する」といった役割は変わらないと思います。


新「TEA TIME」が創刊するらしい
今年2012年には新TEA TIMEとしてリニューアル創刊し、イベントも企画するそうです。



草の根活動といいますか、ファンを横断的に繋ぐ手段として、今後も活動を楽しみにしています。
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(Have a good) TEA TIME 
http://have-a-good-teatime.blogspot.jp/
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(Have a good)TEATIME (teatime_zine) on Twitter 
http://twitter.com/#!/teatime_zine
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今週の人気エントリ

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Cornershop「Brimful of asha」:ノーマン・クック先生の魔法が掛かった45rpm

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