2015年2月2日月曜日

【映画】マージン・コール :リーマンショック直前、投資銀行の24時間

【映画】マージン・コール ”Margin Call” (2011,DVD)

ドキュメンタリータッチで描かれる、あの日の金融危機直前の様子。
大変面白かったのでメモ。

大手投資銀行(リーマン・ブラザーズをモデルとしている)の24時間を舞台とし、2007年に発生した世界金融危機に焦点を当て、金融危機のあいだに従業員たちが取る行動が描かれています。(Wikipedia)

深夜のオフィス。煌煌と照らされる端末群。
金融界のオフィスの様子とともに、ボスと部下との駆け引き、そしてエゴ。
ただ淡々と描いているだけなので、見る人をかなり選ぶのですが、金融や経済に興味があり、「世紀の空売り(マイケル・ルイス)」「リーマンショック・コンフィデンシャル(アンドリュー・ロス)」といった書籍を読まれた方には強く推奨できる映画です。



印象に残った台詞
上司が部下(リストラされそうな新人)に、金融業の価値を語る。

この仕事を続けるなら、自分の価値を信じろ。
高級車に乗って豪邸に住めるんだ。

そんな暮らしを維持するには市場を支配するしかない。
支配をやめろ?公平な世界を実現するため?

そんな世界など、実は誰も望んでない
人は与えられることに慣れていて、無垢なフリをして生きる。
そんな偽善者どもは気にするな。

一般人だと?これで会社が崩壊したら、連中は俺たちを非難する。
だが、何も起きず元通りになったとしても、連中は俺たちを馬鹿にして死ぬほど笑うに違いない。
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自分たちを別世界に住む人種と考え、当時の傲慢さが伝わる痺れるような場面。
これを高級車アストンマーチンの中で述べているのがなんとも面白い。

資料によると、これだけ豪華なキャスト陣にもかかわらず、製作費用は自主製作映画なみと。
なぜなら、トレーディングルームを模したビルのフロア一室のみで撮影が行われ、派手なアクションやエフェクトが皆無に等しいため。

主にセリフのみで展開されるストーリー構成でも引き込まれてしまうのは、ケビン・スペーシーやジェレミー・アイアンズといった渋い役者の巧さがあってこそだと思います。



Margin Call | Official Site 
http://www.margincallmovie.com/

以下、個人サイト
『マージン・コール』(2011)豪華キャストで製作された、リーマン前夜の悪あがきを描いた野心作。
http://yojimbonoyoieiga.at.webry.info/201404/article_10.html
マージン・コール / Margin Call:すばらしくてNICE CHOICE
http://gogonyanta.jugem.jp/?eid=3753
『マージン・コール』感想:Ultimate Trip
http://blog.livedoor.jp/eiga_no_mikata/archives/3256165.html

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