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Andy Pawlak「Lost Demos 1985-1986」:ネオアコ・ソウルなデモ音源集

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Andy Pawlak / Lost Demos 1985-1986 (2019,CD,Firestation Records,FST164) 名盤1st「Shoebox Full Of Secrets」(1989)と、シングル数枚を世に放ち、そして去って行ったUKのSSW。 「まだ未発表音源があったのか!」と同時に、「この人なら、たくさん書き溜めているだろうな…」と思わずにはいられないレア・トラック集。CDのみでのリリースで、全18曲収録、300枚限定。 前述1st「Shoebox Full Of Secrets」のような、ブルーアイド・ソウルなテイストを期待していると、希望を打ち砕かれるハードルの高さ(言い過ぎか?)。 寒い冬の日に、暖炉の前で膝を抱えて聴きたくなるような、ネオアコ感のあるアコースティック・アルバムにまとめられています。 Aztec Camera、Prefab Sprout、Everything But The Girlあたりのファンには、是非とも聴いてもらいたい。このピンと張りつめたアコースティック・ギターと、熱いVo.のバランス感覚。涙を誘います。 ちなみにこのアルバム、以前にリリースされた「In The Kitchen」(2016,10”,FST142)に収録された下記の曲は、全て再録されています。お買い得盤! Sunshine Girl Waiting For The Fire Blue And Grey Perfect Days This Our 85 Jazz Guitar Firestation Records - Andy Pawlak http://www.firestation-records.de/CAT/fst164-andypawlak-lostdemos.html

Le Super Homard「Meadow Lane Park」:グルーヴィ・ラウンジ・ポップ from Elefant

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Le Super Homard / Meadow Lane Park (2018,LP,Elefant Records) フランス出身Christophe Vaillantによる、ソロプロジェクト。 1stフルアルバムがElefant Records(ESP)よりリリース。 “Le Super Homard”はフランス読みだと、”(ル・)シュペール・オマール”になるのかな。 このLe Super Homardや、Spring、Fuguなど、Elefantが提案してくれるフレンチ・バンドはどれも美しい。 アナログ盤は、ホワイト・ヴァイナル仕様、限定1000枚、DLコード付き。 なによりジャケットの世界観が素晴らしい。 グルーヴィで浮遊感の漂うラウンジ・ポップ「Springtime」は、まるでライブラリ・ミュージック。 Vo.で参加しているJulieの透明感と、ドライブする電子音が気持ち良い「Paper Girl」は、ポップ度120%。 本人が敬愛するバンドとして挙げている、Stereolab、the High Llamas、St.Etienneファンは即買いしてもOKだと思います。 Le SuperHomard(@lesuperhomard) - Twitter  https://twitter.com/lesuperhomard Le SuperHomard - Official http://www.superhomard.com/ Meadow Lane Park | Elefant Records - Bandcamp https://elefantrecords.bandcamp.com/album/meadow-lane-park

Mikey Collins「Hoick」:元Allo Darlin’のドラマーによるソロアルバム

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Mikey Collins / Hoick (2018,LP,FIKA) UKで活動していた、オーストラリア出身のインディポップ・バンドで大好きだったAllo Darlin’。 残念ながら2017年に解散したのですが、そこで活動してたドラマーのMikey Collinsによるソロアルバム。 アナログ盤は500枚限定プレス、DLコード付き。 TullycraftやAzure Blueなど、インディポップファンにはお馴染みのバンドもリリースしていたFika Recordings(UK)よりリリース。 Allo Darlin’でのFortuna POP!(UK)時代に、コツコツと自宅で制作を始めていたそうで、彼なりにAllo Darlin’以降のキャリアを早くから描いていたことが伺えます。 今1stアルバムにはLaura Kovic (Tigercats) や、Paul Rains(ex.Allo Darlin’) のメンバーも参加しています。興味深いのはMikeyはドラマーながら、友人たちの助けを借りつつ、ほとんど自分で楽器を演奏して制作したそうです。自身でプロデュース、ミックスまで携わっており、まさにDIYなインディ精神ですよね。 Hoick by Mikey Collins Hoick | Fika Recordings - bandcamp https://shop.fikarecordings.com/album/hoick