2017年8月7日月曜日

METAFIVE「META HALF」浮気なぼくらをMETAサラウンドで染めて

METAFIVE / META HALF (2017,LP,Warner Music Japan)

高橋幸宏(YMO)
小山田圭吾(Cornelius)
砂原良徳(まりん、ex.電気グルーヴ)
TOWA TEI(テイ・トウワ)
ゴンドウトモヒコ(anonymass)
LEO今井(KIMONOS)

6人のミュージシャン(というより、音楽家、プロデューサ)からなるユニット。
1stアルバム「META」に続く、2ndアルバム「META HALF」のアナログ盤です(2016年にリリースされたCDは5曲入りで、曲順がアナログ盤と違う)。

アナログ盤は6曲入り45rpm仕様、音質はメチャ良いです。
しかしインナースリーブ無し、歌詞カードがペラ1枚という内容は少々さびしいかと思います(限定なのでグラフィックスリーブ、もしくは少しオマケがあったほうが嬉しいかも)。

あと気になったのは、外側シュリンク包装の上にダサい「宣伝シール」が貼ってあって、せっかくのTOWA TEIアートディレクションが台無しに。あくまで日本盤なので、売ろうとする姿勢は分かるけど、このユニットについては必要ないのでは?と思いました。

自分がYMO影響下にあるのを前提として。
METAFIVEの曲を聴いてからの印象と、高橋幸宏ユニットなので、私はどうしても"現代版YMO"を感じてしまうのですが、メンバー的には「"YMOの影"を想像してもらっても構わない」そうです。

そのあたりを少し、1stアルバム「META」でのインタビュー記事より抜粋。
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[引用]
── なるほど。少し話題が変わるのですが、今回の『META』に“YMOの影”を感じるリスナーもいるような気がます。しかし、そう思われるのは心外だったり苦々しかったりするのでしょうか?

(砂原)いやいや、それは自然は自然です。YMOは自分たちの血肉になっている部分もあるし、実際、『META』をつくる前はライヴでYMOの曲を結構やっていたわけですけど、YMOの代用品と思われるのはすっきりしない。その意味では、オリジナル・アルバムができてよかったなと。

(ゴンドウ)YMOと比較されるのも構わないし、各メンバーのファンが聴いてくれるのも光栄だし、『META』で僕たちの音楽が好きになるのも嬉しい。

(テイ)『META』を聴いてYMOの影を感じるのは、全然心外じゃないですよ。
僕の場合、「RADIO」(もともとは13年のソロ作『LUCKY』収録曲)をつくっているときに、あのメロディの鼻歌が出てきたんだけど、それを幸宏さんが歌ってくれたらバッチリだなって思った。血肉化していると言った大袈裟だけども、そもそも最初にちゃんと聴いた音楽がYMOや幸宏さんの歌やドラムだった訳だし、そこから派生してブライアン・フェリーとかデヴィッド・バーンとかも聴くようになって。
さらに、そういう人たちとも共通項があるLEO君の声が好きなんだから、YMOの影があると言われても嫌じゃない。しかも、YMOの曲をカバーしたりしていたから、そう思われるのは仕方ないかもしれないけど、でも、もうオリジナル・アルバムが完成したので。
とにかく、YMOのことを言われるのは別に嫌じゃない。自分たちの音楽を人に伝えるときに、音源を聴かせるだけじゃ足りなくて、こうやってインタヴューを受けたりするけど、その伝える道具としてYMOの話が出てくるのはネガティヴなことではなないんじゃないかな。

(砂原)実際、YMOからの引用もあるしね。

(テイ)そう、リファレンスにしていたり

[引用おわり]

METAFIVE:interview
http://sp.wmg.jp/metafive/#interview
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そして、この2ndアルバム「META HALF」。
跳ねるシンセ音と、左右からサラウンドで鳴り響く小山田圭吾のカッティングギターで幕が上がるA-2「Submarine」が素晴らしすぎる!
淡々としたリズムを刻むAメロから、サビで解き放たれる開放感と、ドライブ。自分が脳裏に浮かんだのは…YMOの「Lotus Love」(「浮気なぼくら」収録)でした。



個性的かつ、キャリアのあるメンバーが集まってアルバムを制作する場合、どうしても「個人の寄せ集め感」を想像してしまうのですが、METAFIVEでは心配は杞憂です。

彼らの楽曲の作り方として、まず各自が曲の概観ラフデータを作ります(フルアルバムの場合、ノルマは各自2曲らしい笑)。そのデータを皆が好き勝手に肉付けしていき、最終的には通称"砂原P"こと砂原良徳と、高山徹氏がMIXを行うそうです。
この一連の流れにより各担当曲の個性がほどよく整えられ、今回のようにアルバムとして聴いたときには、まるで一人のアーティストが作ったように思え、それが”METAFIVE"らしにも繋がっているのかなと思います。





METAFIVE  - official
http://sp.wmg.jp/metafive
METAFIVE「METAHALF」インタビュー|高橋幸宏、砂原良徳、ゴンドウトモヒコが語る「完成度の高い過渡期アルバム」 - Natalie Music
http://natalie.mu/music/pp/metafive03

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